【特 集】エンジニアリングITアンケート
連携強化を図るエンジニアリングIT
求められる、効率向上と高コストパフォーマンス |
今年の「エンジニアリングITアンケート」でも、高コストパフォーマンスのソリューションへの支持が高かった。その背景には、世界的に超大型プロジェクトが減少し、中小型プロジェクトが増加傾向にあるという状況がある。プロジェクトの規模が縮小するのに伴い、求められるのは、低価格のソフトだ。低価格のソフトであれば、幅広い設計サブコンでも使用でき、発注側の元請においても、新たなソフトウェアの購入が求めやすくなる。こうした中で、ベテランの引退に伴う、技術ノウハウの伝承の課題が浮かび上がる。ベテランの技術ノウハウをアルゴリズム化して自動ルーティング機能を搭載した「PlantStream」への支持は今後、高まりそうだ。
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Hexagon ALI ディビジョン 代表取締役社長 大坂 宏 氏
プロジェクト側から運転・保全側へ、ポートフォリオを拡大したヘキサゴンALI
運転・保全側の取組を強化、カギ握るコンサルティング力 |
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エンジニアリングITの草分け、旧インターグラフを吸収した歴史を持つヘキサゴンALI(アセット・ライフサイクル・インテリジェンス)。現在は、設計に加え、プラントのO&Mをカバーするソリューションを揃え、プラントのライフサイクルにまで、ポートフォリオを拡大した。それでも、従来から手掛ける・・・
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【AVEVA】
ポートフォリオの拡大で強化されたライフサイクルへの展開
プラントの建設・操業に関わるすべてのデータを同一プラットフォームで共有 |
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昨年11月に開催された、AVEVA社による「AVEVA DAY JAPAN 2023」。そこでAVEVAが強調した一つが「Unified Engineering」だったAVEVAは2019年にシュナイダーエレクトリック社のインダストリアル・ソフトウェア部門が統合された・・・
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【オートデスク】
他ソフトとの連携強化でデータ交換機能が充実
「AutoCAD Plant 3D」の、ウェブを活用したチュートリアルテキストも充実 |
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この数年、2月に実施している小誌の「エンジニアリングITアンケート」において、高シェアを示している「AutoCAD Plant 3D」だが、その普及について、オートデスク社は3つの理由があるという。3つの理由とは、①意外に多い2次元CAD・・・
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【TIS千代田システムズ】
「バルブパターン管理機能」を開発、抜け・漏れを撲滅
昨年10月に、新バージョンに搭載、配管・機器管理の効率を向上 |
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TIS千代田システムズの「Dynamic Flow Navi」は、バルブの開閉や機器のON / OFFによる流体経路の変化を、デジタル化したP&ID上でシミュレーションが可能なソリューションだ。紙のP&IDを手作業でトレースや色分けすることなく・・・
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【トリンブル・ソリューションズ】
加工・組立工程の完全無人化のサポートなど、時代ニーズに即した機能を拡充
サブスクリプション契約の増加にも情報セキュリティ強化で対応 |
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構造設計用3D CADのデファクトスタンダートとも言える、トリンブル・ソリューションズの「Tekla Structures」だが、このところ、加工・組立工程の完全無人自動化や工場の24時間稼働へのニーズが高まり、積極的に対応している。その背景には・・・
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【PlantStream】
1分間で約1,000本の配管を自動ルーティング
仏テクニップなどが採用、3カ月毎にバージョンアップも実施 |
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PlantStreamは2020年8月、千代田化工建設とスタートアップのArentの合弁企業として設立された。「世界的に配管エンジニアが減少する中、ベテランの配管エンジニアのノウハウをソフトウェアに落とし込む必要がある」千代田のそんな思いを・・・
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【ヘキサゴンALI】
「EYECADシリーズ」のP&IDを5月末に発売
「CAESARⅡ」との連携を強化 |
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ヘキサゴンALIは今年5月末、「EYECADシリーズ」のインテリジェントP&IDシステム「EYEPID」を発売する。その特徴は、「EYECAD」共通のプラント属性やシンボルを標準装備しており、カスタマイズすることなく、3Dモデルと・・・
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