プラント建設後、長期間に渡ってプラントを安定して稼働させるためには、定期的な保全業務が不可欠である。いわゆる継続的なメンテナンス業務が重要となる。そのため、建設時に利用した機器資材に加えて、保全や更新のため、継続して部品や資材が必要となる。特に重要機器類の故障など、即対応する補修に絡む部品類はあらかじめ重要予備品として建設後もストックされている。
さらには、定期的な保全修理を行うためにはメーカの技術支援も必要となる。その多岐に渡る部品や資材の、調達から検査・納入および関連の技術サービスを一括して提供していくのが、プラントオペレーションサポート(POS)事業のコンセプトであった。
これまでは千代田化工建設が建設したプラントを中心に、運転、保全活動に必要な各種資材、機器を提供してきたが、今後は、千代田化工建設が建設したプラントだけではなく、各国のLNG、石油精製、石油化学、産業設備分野の各種プラント向けに部品、資材、機器の提供、点検や修理を含む技術的支援に加え、スペアパーツマネジメントへの支援など、包括的なサービスを提供していく構想である。
また、新設のプロジェクトにおいては、プラントの試運転、運転中に使用する2年間予備品の選定と調達業務に携わり、プロジェクト遂行段階から顧客やEPCコントラクタと密に連携し、総合的なプラントアセットマネジメントシステムの構築をサポートしている。 |