| 2025.2.25 
        
        
          | ENN2月25日号 特集:エンジニアリングITソフト選択で重視される「機能」と「価格」 
            
              
                | プラント設計3D CADでは「EyeCAD」と「Plant3D」が双璧 ソフトウェアの選択で重視される「機能」と「価格」
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                      | Q7:3次元スキャナーとして、どのメーカーの機種を使用されていまか? 複数回答可
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                    「FARO」(FARO)が34%、「LEICA」(ライカジオシステムズ)26%と高シェアとなった。
                      | Q7.3次元スキャナの製品別シェア |  
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 「FARO」「LEICA」ともに、この分野では、草分け的な存在で、当初、高額だった3次元スキャナーの価格を下げ、3次元スキャニング技術そのものを普及させるのに大きな影響力を持った。こうした貢献が現在でも評価されている。
 
 一方、今回のアンケートでは、「NavVis」(NavVis)はシェア6%にとどまったが、この機種では、外界の情報を用いて自己の位置を特定し、3次元計測を行うSLAM技術を採用して、頭角を表してきている。
 
 「FARO」でもSLAM技術はフォローされており、今後、SLAM技術の活用がこの分野のシェアに影響するのは確実な状況になっている。
 
 またこの分野では、「iPhoneシリーズ」の活用も始まっている。アンケートではシェア6%にとどまったが、3次元計測に使用できるアプリも開発されている。衣服のポケットに収納できる「iPhone」に搭載できるアプリが、技術的な信頼を獲得できれば、普及するのは間違いない。この動向も今後注視する必要がある。
 
 
 
 
                  
                    
                      | Q8:3次元リアリティモデリングソフトウェアとして、どのソフトを 使用していますか?                         複数回答可
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                    「ReCapPro」(オートデスク)がシェア56%を占めた。ここでもオートデスク社の製品が強い。
                      | Q8.Reality Modelingソフトの 製品別シェア
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 またベントレー・システムズの「Context Capture」(ベントレー・システムズ)も14%の構成比を占めた。
 
 リアリティモデリング技術は、3次元レーザスキャナやデジタルカメラで取得したデータから3次元モデルデータを生成するもので、空間からデジタルデータを取得する技術として、注目されている。
 
 
 
 
                  
                    
                      | Q9:エンジニアリングITツールの選択で、重視していることを教えてください? 複数回答可
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                    最大のシェアとなったのは「機能」で36%を占めた。次いで「価格」が31%となった。
                      | Q9.ソフトウェアの選定で重視していること |  
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 ソフトウェアの機能は、エンジニアリングの生産性に影響するもので、高シェアとなったと見られる。また「価格」については、コストパフォーマンスは企業が重視する課題の一つで、その状況が反映された。
 
 またエンジニアリングデータは、施設・プラントのライフサイクル管理にも活用できるが、「プラント・施設のライフサイクル管理における有用性」は9%と低シェアとなった。
 
 専業エンジニアリング、総合重機では、比較的に多くの回答が寄せられたが、エンジニアリングデータが施設・プラントのライフサイクルに活用できるという認識は業界では深まっていない。
 
 さらに「ベンダーのサポート」は9%で、ベンダーが提供するテクニカルサポートはそれほど重視されていない。ただソフトウェアのパフォーマンスを最大限に発揮させるには、ベンダーのサポートを含めて検討する必要もあるだろう。
 
 
 
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