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 2017.2.21
  ENN2月25日号 特 集:柔軟性が求められるエンジニアリングIT
 3次元CAD使用でアヴィバが躍進
 クラウド使用禁止企業は45%、引き続き多い慎重派

OSは「Windows7」が大半


Q7:エンジニアリング・データ・マネジメント・ソリューションには、
   どのソフトを使用していますか?
 複数回答可

「SmartPlant Foundation/ Enterprise/Fusion」が10%で最大シェア。以下、「AutodeskBazzsaw」(オートデスク社製)6%、「ProjectWise」(ベントレー・システムズ社製)3%、「AVEVANET」(アヴィバ社製)2%となった。こ設問の回答では、「使用していない」が過半を占めた。

そもそも、エンジニアリング・データ・マネジメント・ソリューションは、大型で複雑な工程を必要とするメガプロジェクトに必要なソリューションで、中小プロジェクトや機械設計に対応している企業には必要がない。

ハイエンドユーザー向けソリューションであるため、「使用していない」という回答が多かったものと見られる。



Q8:どのメーカーの3次元レーザスキャナを使用していますか? 複数回答可

64%の回答が「使用していない」だった。昨年は67%が「使用していない」と回答したが、使用していない企業の割合は減少している。

回答のあった企業の中で、最も高いシェアとなったのが「FARO」で17%、以下「Z+F」7%、「LEICA」6%と続いた。

レーザースキャニングは、徐々に普及しているものの、その必要性を実感している企業は限定的だ。その中で、「FARO」は1台500万円の廉価機種を発売しており、最大シェアとなった。

また「Z+F」はドイツのメーカーでこの分野については、草分け的な存在だ。わが国でも、比較的に知名度は高い。

さらに「LEICA」は、エンジニアリングITのインターグラフと同じ、スウェーデンのヘキサゴングループの企業。

同じグループ内でシナジーを上げながらの事業展開が可能だ。



Q9:最も使用頻度の高いワークステーションのOSを教えてください。 複数回答可

「Windows7」が97%と、圧倒的に高いシェアとなった。残りの3%は「Windows10」だ。すでに、パソコンのOSとしては、「Windows10」が普及しているが、エンジニアリングITを使用する場合、その稼働が確実でなければならない。このため、以前から「枯れたOSが使用される」と言われるが、まさしくその通りの結果が出た。

この設問は以前から設けているが、「WindowsXP」も、マイクロソフト社がサポートをやめる以前は、最大シェアを誇っていた。

エンジニアリングITツールのOSとして使用される場合、確実な稼働が求められるため、「Windows7」が圧倒的な最大シェアという結果になった。




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