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          | ベントレー・システムズ「The Year in infrastructure 2015 Conference」会議レポート(1) 
            
              
                | ベントレー、「BentleyCONNECT」でインターオペラビリティ戦略が結実 11月3~5日、「The Year in Infrastructure 2015(YII2015)
 Conference」を開催                         2015.11.25
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                | ソフトウェアのインターオペラビリティ(相互互換性)は、長年に渡り、ベントレー・システムズが重視してきたテーマだ。この長年に渡る事業方針が、クラウドが普及する昨今、一つの結実を見た。
 
 昨年11月の「The Year in Infrastructure 2014 Conference」で「Bentley CONNECT」のコンセプトが発表され、今年9月から本格的なリリースが始まったが、クラウド環境でインターオペラビリティは威力を発揮する。「The Year in Infrastructure 2015 Conference」は、インターオペラビリティの結実を示すイベントでもあった。
 
 
 
 
 
                  
                    11月3日から5日まで、ベントレー・システムズはロンドンの「ヒルトン・ロンドン・メトロポール」で、「The Year in Infrastructure
                2015 (YII2015)Conference」を開催した。
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                      |  | 各セッションでは白熱した議論が展開された |  
 カンファランスには、全世界から100名を超える報道関係者を含む約700名が参加、盛大に開催された。
 
 昨年の「YII2014」で、「Bentley CONNECT」のコンセプトが発表されたが、今年9月には、CADシステムの「MicroStation」とビュワーの「Navigator」で「CONNECT
                Edition」のリリースが始まり、「YII2015」の開催前日に行われたプレス向けの説明会で、プロジェクト・ドキュメント管理ソリューションの「ProjectWise」の「CONNECT
                Edition」のリリースが発表された。
 
 「Bentley CONNECT」は、マイクロソフトの提供するクラウド環境「Azure」で提供されるソリューションだ。これまで、ワークステーションにソフトウェアがインストールされてきたが、「Bentley CONNECT」では、クラウド上で「CONNECT Edition」のソリューションが活用できる。
 
 現在のところ、「MicroStation」「Navigator」「ProjectWise」のベントレーの主力3ソフトウェアで「CONNECT
                Edition」がリリースされているが、今後、ベントレーが持つ各ソフトウェアの「CONNECT Edition」がクラウド上にリリースされる。そうなれば、複数のソフトウェアを同一環境で利用できるようになる。例えば、設計と解析を同一環境で行うことができれば、その生産性は大幅に改善するはずだ。
 
 また最近は、ソフトウェアを利用する端末も多様化している。ワークステーションばかりではなく、パソコンであれば、デスクトップ、ラップトップのほか、スマートフォン、スマートウォッチなどのモバイル端末などが利用できる。クラウド環境でソリューションが活用できれば、情報を共有しやすくなり、プロジェクトのコラボレーションや情報のシェアにも有効だ。「Benteley
                CONNECT」の提供で、エンジニアリングの仕事の進め方そのものが大きく変わる可能性もある。
 
 実際、リリース以前に「ProjectWise CONNECT Edition」のテスト運用を始めた、H a t c h Mott MacDonaldの担当者は「以前から、ProjectWiseを導入しているが、最近は関係者とともにモデルやプロジェクトインフォメーションの共有の必要性が高まっている。この点、『ProjectWise
                CONNECT Edition』は、コミュニケーションが取りやすいプラットフォームを提供してくれる」と、感想を語っている。
 
 最近は、プロジェクトが複雑かつ大型化しているが、それに伴い、多くの関係者がプロジェクトに関わるようになった。これら関係者が情報を共有できるようになることは、プロジェクト全体の生産性の向上につながる。その効率向上のための事業インフラの提供が可能になったわけだ。
 
 
 
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