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※本文は一部を抜粋したものです、詳細はENN誌をご覧下さい。
 島田電機、接続箱の新製品を市場に投入                          【2012/11/25号】
 ATEX規格に対応、2機種を今秋発売
 防爆機器の島田電機が10〜11月にかけて、接続箱 (ジャンクション・ボックス) の新製品2機種を市場に投入した。 いずれもユーザーの要望に応える形で開発された。 このうち一機種は従来機種よりも小型化したうえに、本体とカバーの接続部を改良することで、簡便で低コストの製品に仕上がった。 もう一機種はカギ付の接続箱で、これもユーザーの強い要望に応える形で開発された。 いずれも欧州の防爆規格ATEXの認定を取得した。 本体とカバーはタイおよび国内から調達し、価格を低く抑えているが、佐野工場でアッセンブリを行い、高品質が守られている。


 ピーアンドエフ、「計測展2012 OSAKA」 で 「DARTテクノロジー」 を中心に紹介   【2012/10/25号】
 最新技術の紹介とデモ、ブースセミナーでは防爆の基礎について講演
 従来、本質安全防爆はエネルギー出力を低く抑えることで実現されてきた。 しかし、ピーアンドエフが中心となり開発した 「DARTテクノロジー」 は、スパークの前兆が検知されると、μ秒でシャットダウンし、スパークの発生を防止するものだ。 これまでの防爆技術とは異なる発想による防爆技術だが、ピーアンドエフは 「計測展2012 OSAKA」 において、デモンストレーションにより、この技術を紹介する。 防爆技術者にとっては、見逃せない展示となる。


 製造業の時流に適合した防爆機器を製品化するIDEC            【2012/10/10号】
 監視カメラ・タッチスイッチ・LED照明に対応
 IDECは、1953年に防爆機器の発売を開始した、わが国を代表する防爆機器メーカーの1社だ。 わが国の産業安全技術協会 (TIIS) のみならず、京都事業所は欧州の防爆規格 (ATEX) の認定工場でもある。 その他にも、世界各国の防爆規格に対応した実績があり、自他ともに認める有力防爆機器メーカーだ。 そのIDECが、製造業の時流に適合した防爆機器の製品化を進め、最近では、防爆仕様の監視カメラ、タッチスイッチを市場に投入している。 さらにLED照明にも対応した。 IDECはユーザーニーズを的確に捉えながら、ラインナップを拡充している。


 防爆エンジニアリングのスペシャリスト、中村電機製作所            【2012/9/25号】
 鉱山防爆から工場防爆に転換、わが国を代表する防爆機器メーカーに成長
 可燃性の高い化石燃料を多く使う石油・石油化学産業のプラントには、必ず危険箇所がある。 これら危険箇所では、防爆検定を受けた機器の使用が義務付けられている。 この防爆機器を戦後から、一貫して手掛けてきたのが佐賀県に本社を置く中村電機製作所だ。 戦後間もなく鉱山防爆機器を手掛け、工場防爆の検定が始まった69年にはいち早く対応した。 地味な存在ながら、現在ではわが国を代表する防爆機器メーカーの1社に成長した。 また海外案件に対応する機会が増えた昨今では、海外での認定を取得した防爆機器をアッセンブリした防爆機器ユニットの製作にも取り組んでいる。 設計から調達まで実施するユニット製作は、まさしく 「防爆エンジニアリング」 と言える。


 エコステーション用バルブに本格参入したキッツ                  【2012/7/10号】
 CNGステーション・水素ステーション向けバルブを製品化
 「次世代エコカーの本命」 とされる燃料電池車が、2015年にも日本で本格的に発売される。 その普及に不可欠なのが、水素を供給する水素ステーションだ。 水素インフラ関連企業は2015年までに全国に100カ所の水素ステーションを設置する計画だ。 この時期を目指し、全世界には300カ所のステーションが建設される見通しだ。 現在は 「燃料電池車普及前夜」 と言える状況だが、キッツは水素ステーションと天然ガスを供給するCNGステーション向けバルブを開発した。 水素ステーション用バルブでは、2020年に年間約13億円の売上を狙う。


 フリアーシステムズジャパン、ハイコントラスト 「MSX」 搭載の5機種を同時発売    【2012/7/10号】
 310万画素の 「FLIR T400」、500万画素の 「FLIR T600」 の両シリーズ
 世界的な、赤外線サーモグラフィメーカーであるフリアーシステムズの日本法人フリアーシステムズジャパンは去る6月1日、赤外線サーモグラフィーの新機種で、新開発のスーパーファインコントラスト 「MSX」 を搭載している 「FLIR T600」 と 「FLIR T400」 を同時発売した。


 各種ニーズに応える防爆機器・システムの総合メーカー 「P+F」        【2012/6/25号】
 高い技術開発力と買収で豊富なラインナップ
 ドイツの防爆機器・システムメーカー、ピーアンドエフ (PEPPERL+FUCHS) 。低コストから高機能機種まで、各種ニーズに対応できる幅広い機器・システムがラインナップされている。 また計装システムの通信プロトコルでも、HART通信からフィールドバスまで、幅広く対応。 「防爆機器・システムのあらゆるニーズに応える総合メーカー」 を標榜するだけあって、技術の幅広さと製品ラインナップも圧巻だ。


 設備検査に遅れをとる日本、サーモグラフィメーカーも普及に全力        【2012/5/10号】
 技術認証試験も今春から実施
 NEC Avio赤外線テクノロジー、フリアーシステムズ、TFFフルーク、テストーなど、赤外線サーモグラフィメーカーが、サーモグラフィの普及に知恵を絞っている。 NEC Avio赤外線テクノロジーはセミナーで市場を開拓し、フリアーは10万円台の廉価版から、サーモグラフィによる設備診断を提案している。 テストーとTFFフルークは、自社の他製品を合わせて提案することで、販売機会をうかがっている。 世界的に普及しているサーモグラフィが日本市場に浸透しない背景には、日本独特の環境もある。


 アクチュエータ専門メーカーとして頭角表す韓国フローバス             【2012/4/10号】
 コントロールバルブの制御に着眼
 コントロールバルブというと、「バルブの一種」 と捉えられがちで、あくまでもバルブメーカーの製品と認識される。 しかし、プラントは大型化するとともに、その制御も複雑化。 この傾向に伴い、コントロールバルブにおいても制御技術が重視されるように変わってきた。 そんな傾向を早くから察知したのが、バルブを制御するアクチュエータ専業メーカーの韓国フローバス・コーポレーションだ。 制御が複雑化するのに伴い、アクチュエータに着眼し、2004年に会社を設立。 現在では年間5万台のアクチュエータを世界各地に出荷している。 ロータリーバルブ用のヘビーデユーティーアクチュエータの専門メーカーは欧米を中心に数も少なくアジアではフローバス1社のみ。 アジアナンバーワンを目指して、その積極的な取組が続く。


 機器の安定稼働を支える 「エポキシ樹脂グラウティング工法」            【2012/2/10号】
 ホットランニング機器の据付に威力を発揮する 米国フィラデルフィア・レジンズ社 「チョックファスト」
 ガスタービンやエンジンなどの回転機器やレシプロ機器などのいわゆる 「ホットランニング機器」 は、その稼働に振動を伴う。 これら機器の据付には、「砂−セメントグラウト」 があるが、腐蝕による劣化が激しく、再グラウトがどうしても必要になる。 この点、「エポキシ樹脂グラウト」 であれば、振動吸収性に優れるうえに、耐蝕性においても優位性がある。 米国フィラデルフィア・レジンズ社が、エクソン (現エクソンモービル) で詳細な実験評価を実施し承認を得た。 エポキシ樹脂 「チョックファスト」 は、これまでに世界各地のプラント建設で採用され、高い信頼を獲得してきた。 わが国では、日本総代理店として原田産業が製品の販売から施工まで、一貫して提供。 ホットランニング機器の据付から補修まで、幅広いニーズに対応している。


 防オーダーメード製品で独自路線をひた走る中北製作所
 シビア環境で安定稼働する高品質バルブを生産                     
【2012/2/10号】
 中北製作所は、陸上プラントや船舶向けのバルブなどを生産する流体制御システムの専門メーカーだ。 燃料油や燃料ガスのコントロールというシビアな条件で稼働するバルブを生産するため、設計・生産・出荷までの生産ラインには厳格な管理が求められる。 こうしたシビアな環境で使用されるバルブを生産してきた中北には、「ものづくり」 への独自の文化と強いこだわりがある。 創業から80年以上に渡って、構築されてきた生産ラインには、日本古来の 「ものづくり」 が感じられる。


 防爆機器メーカーの 「あるべき姿」 を追求する独バルテック
 「Think Globally, Act Locally」 を実践                            
【2012/1/25号】
 独バルテックは、誰もが認める防爆機器メーカーの世界的なリーダーだ。 1975年にわずか3名で設立され、以後40年足らずの短期間で世界的なリーディングカンパニーにのぼりつめた。 防爆規格は一部で国際化が進むものの、依然として世界各地にローカルルールが存在する。 このため、防爆機器メーカーがグローバル化を進めるには、「Think Globally, Act Locally (グローバルに考え、ローカルに行動しよう)」 という考え方で、世界を見つめながら各地域に適合させる戦略が求められる。 これを実践してバルテックは世界的なリーダーの座を獲得した。 そこには、防爆機器メーカーの 「あるべき姿」 がある。



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ENN編集部