2025.2.25
TIS千代田システムズ
インテリジェントP&IDソリューション「Dynamic Flow Navi」
で幅広いサービスを提供
導入支援から導入後のアフターサービスまで |
インテリジェントP&IDソリューション「Dynamic Flow Navi」を提供しているTIS千代田システムズ。同社も、「Dynamic Flow
Navi」の普及に伴い、サポート体制を徐々に拡充している。
「Dynamic Flow Navi」は、石油・化学系プラントにおける、バルブ開閉や機器ON/OFFによる流体経路の変化を、デジタル化したP&ID上で、シミュレーションできるソリューションだ。
プラントのすべての機器・配管・バルブなどの結合状態や、ステータスの変更による流体経路の変化をインテリジェントP&ID上で視覚化でき、バルブや機器のステータスを画面上で切り替えながら、流体経路をシミュレーションできる。
従来の、紙に出力したP&IDに依存した設計チェックや工事計画の立案などを省力化するのに加えて、各機器・計器の技術情報や保全情報などを管理するシステムとの連携により、P&ID上からダイレクトに情報を参照できるプラント情報ポータルとしても活用できる。
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「Dynamic Flow Navi」の流体経路シミュレーションのイメージ |
TIS千代田システムズは、これらの特徴を持つ「Dynamic Flow Navi」についても、アフターサービス体制を整備しつつも、導入のためのPOC(検証)サービスも提供しており、ユーザーの獲得に力を入れている。
TIS千代田システムズは、「Dynamic Flow Navi」をサブスクリプションとして、ライセンス契約を締結する形で製品を提供している。
このため、ユーザーとサブスクリプション契約を締結する際に、保守サポートの提供とバージョンアップ版のモジュールを無償で提供する契約を締結する。
年1回のメジャーのバージョンアップを行う計画で、定期的に年1回、バージョンアップが提供される。また実際に不具合が発生した時には、不具合対応版として、マイナーなバージョンアップ版を四半期ごとに提供する計画になっている。
バージョンアップを計画通りに行うものの、現在、「Dynamic Flow Navi」の保守サポート体制では、社内の開発メンバーを含めて体制を組んでおり、数名が配置されている。現時点では、ユーザー数は限定的であるため、開発担当者が兼務する形でアフターサービスには対応している。
ユーザーがカスタマーサポートを求める時には、TIS千代田システムズとして用意している、カスタマーサポートの専用サイトから問い合わせる。その専用サイトに問い合わせ内容を入力すると、カスタマーサポートの担当者にその内容がメールで送信される。問い合わせについては、できるだけ速いタイミングで回答するようにしている。
こうしたアフターサービスのほか、TIS千代田システムズでは、導入のためのPOC(検証)サービスも提供している。
例えば、「Dynamic Flow Navi」は、外部のシステムと連携することもあるため、連携におけるシステムのインタフェースの開発を行ったり、「Dynamic
Flow Navi」で取り扱うために参照するためのデータを登録するための支援にも対応する。
また、システムを使う上で、P&IDなど、実際に使用する図面を「Dynamic Flow Navi」上で表示できるようにするためのインテリジェント化サービスも提供している。
さらに、設備の変更があった時には、それに応じて、インテリジェント化した図面自体もその変更された部分を逐次反映できるように、インテリジェント化の変更管理サポートも行う。
変更管理サポートについては、ユーザーの図面の改訂頻度によって、契約内容を変更する必要があるため、その都度、どのくらいのタイミングで更新するか、あるいは枚数はどのくらいかを取り決めた後に、サービス契約を締結して、その都度、それを「Dynamic
Flow Navi」に反映することを行っている。
このほか、導入の検討の際には、POCサービスも提供する。これは、ユーザーが実務に適用できるかを検証するもので、その際に、TIS千代田システムズが、POCのシナリオを作成したり、評価の基準を設定する。
TIS千代田システムズでは、「Dynamic Flow Navi」について、導入のための検証から、導入後のアフターサービスまで、幅広いサービスが提供されている。 |
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