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 2022.2.24
ヘキサゴンPPM
「EYECAD」とDWGベースの「CADWorx」で中規模ニーズに対応
ハイエンドで抜群の実績を誇るが、中規模ニーズでも侮れない存在に

「PDS」「SP3D」の2つのソリューションにより、ハイエンドの大型プラント設計用の3DCADでは、高シェアを誇ってきたヘキサゴンPPMだが、中規模以下のプラント設計を対象としたソリューションとして、「EYECAD」と「CADWorx PlantProfessional」をラインナップしている。


200以上の事業所、2,400以上のプラントで使用実績がある「EYECAD」

「EYECAD」は、小誌が毎年実施している「エンジニアリングITアンケート」においても、最も多くの企業が使用している3DCADだ。特に、施工中心のプラント工事会社では、多くの企業が使用している。

「EYECAD」の設計データは、BIM設計用CADの「Autodesk Revit」、建築設備用CADの「Rebro」、空調設計などで使用される「Tfas」などとデータを統合する際には、建築業界で標準的に使用されるデータフォーマット「IFC」を介して、データ統合が行われる。

 
  「EYECAD」のディスプレイ
「EYECAD」の設計データは、BIM設計用CADの「Autodesk Revit」、建築設備用CADの「Rebro」、空調設計などで使用される「Tfas」などとデータを統合する際には、建築業界で標準的に使用されるデータフォーマット「IFC」を介して、データ統合が行われる。

データフォーマットの変換が必要だが、この方法により、建屋内部にプラントが設置されるような施設の設計においても、空間調整に対応できる。

「EYECAD」の特徴は、「日本発」「現場主義」「顧客志向」「豊富な実経験」がベースになっていることだ。1990年に初版が発売され、国内エンジニアリング企業の豊富な経験をベースに現場主義と顧客志向で開発が行われてきた。純国産のプラント用3DCADとして、エンジニアリング業界にも浸透、使いやすさが評価されて、国内で200以上の事業所で使用され、2,400以上のプラントで使用実績がある。

配管部品データ、スペッククラス、保温保冷材料厚さ標準、流体、鋼材データなど、豊富なデータベースを標準搭載しているため、使い勝手が良い。

配管モデル入力は、用途に応じてガイドブレーン入力、合せ/沿わせ/並べる/勾配/近道入力、の各機能があり、配管経路の中心線を作図するイメージで二重管や傾斜配管やフレキシブルホースも簡単操作でモデリングできる。

機器・手摺り・階段・モデル入力では、254種類のパラメトリックモデルを標準搭載。回転機・塔・槽・熱交・ラダー・手摺り・階段などを簡単に配置できる。

この他にも、鋼構造物・モデル入力、配管サポート・モデル入力、ダクト・モデル入力に対応しているため、設計の生産性を向上できる。

「EYECAD」を導入することで、設計品質の向上ばかりではなく、見積精度の向上、工事品質の向上に加え、標準化による設計業務の効率改善、コストダウンも実現できる。


DWGベースでインテリジェントな設計が可能なCADWorx

一方「CADWorx PlantProfessional」は、DWGベースで、インテリジェントな3Dプラントを作成するための、様々な種類のツールを提供している。新設プロジェクトと既設プロジェクトの双方で、効率的なプラント設計が可能だ。

「CADWorx PlantProfessional」には、「CADWorx Design Review」「CADWorx P&ID Basic」などのモジュールが付属されている。これらモジュールの中でも、「CADWorx P&ID」ソフトウェアは、インテリジェントなプロセス図を作成するための生産性を向上させるツールを提供する。仕様により「CADWorx 3D」プラントモデルとリンクして、3DモデルをP&IDと同期できるため、容易な変更管理が可能だ。これにより、コスト増につながる現場のミスを防ぐことができる。

 
  「CADWorx」のディスプレイ
また「CADWorx」には、自動ルーティング機能が搭載されており、配管設計者は3D配管モデルを迅速、正確、かつ直感的に作成できる。このソフトウェアにより、設計者は設計作業に集中できる。

さらに「CADWorx
PlantProfessional」には、自動アイソメトリック作成用のIsogenが含まれているため、アイソメ図は配管モデルから作成できる。

この他にも、機器モデリング機能、ウォークスルー機能などが搭載されているうえに、現在のモデル内および外部参照ファイルとの干渉を識別できる干渉チェック機能なども搭載されており、生産性の高いプラント設計が可能だ。




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