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 2022.2.24
オートデスク
配管・機器・建築設計ソリューションを提供
プラントのライフサイクルに渡り、シームレスなソリューションを提供

オートデスクは、プラント配管設計の「AutoCAD Plant 3D」、機器・装置設計の「Autodesk Inventor」、そして建築設計の「Autodesk Revit」を持ち、プラント設計に必要な3DCADソフトウェアをすべて揃えているベンダーだ。

これらソリューションで生成されたモデルをオートデスクのプロジェクトレビューソフトである「Navisworks」を活用すれば、配管と建屋、機器・装置と建屋などの空間調整を容易に実現できる。

単一企業のソリューション同士で空間調整を行うため、データを中間フォーマットのIFCに変換する必要もない。

これらの特徴を持つ、オートデスクのソリューションをプラントのライフサイクルに活用することで、各段階の生産性を向上し、ひいてはライフサイクルにおける効率向上も実現できる。


「コネクテッドな建設」への取組を強化

オートデスクは、自社ソフトのみで、プラントの配管、機器・装置に加え、建屋の設計にも対応できるが、一連の設計データをプラントの稼働後の、設備メンテナンス管理にも活用することも視野に入れたソリューションの提供も始めている。

オートデスクは創業以来、紙の設計からCADによる設計、紙の2D設計から3Dモデルへとソリューションを進化させてきた。そして現在は「『コネクテッドな建設』へと移行するための3つ目の段階に入った」と言う。

ここで指摘される「コネクテッドな建設」がなぜ必要なのか。

施設を建設するEPC業務では、プロジェクト関係者から様々な要求が持ち込まれる。これら要求事項以外にも、プロジェクトでは様々な問題が発生する。これら問題に対処するには、業務プロセスにおいては、①標準WBS(ワーク・ブレイクダウン・ストラクチャー)定義およびアクティビティ間の連携 ②迅速かつ正確な変更管理体制の確立 ③設計内工程および他部署とのデータ共有体制、の確立が必要になる。

そして業務プロセスをサポートするシステムとしては、①データ間の整合性の保証 ②様々な要件と変更への柔軟な対応 ③異種混在環境への対応(CADファイル、文書形式) ④容易なナレッジキャプチャ、が求められる。

従来、建設に使われるデータは、それぞれのセグメントに納められており、データ同士のつながりが無かった。このことが、スケジュールの遅れや、無駄なコストの発生につながる「手戻り」の原因ともなっており、設計の生産性向上の妨げになってきた。

ここで求められるのが、建設の全プロセスに渡り、データをシームレスに連携させるソリューションだ。これらソフトウェアにより、ユーザーには、建設プロジェクトに適したパートナーを見つけて連携し、最小限のリスクで高品質な成果を上げるために、精度の高い情報を提供することを目指してきた。

その帰結として、オートデスクは「Autodesk Construction Cloud」を提供している。「Assemble」「BIM Collaborate」「Building Connected」「PlanGrid」といったソリューションで構成され、ユーザーはこれらを組み合わせて、クラウド環境で活用することで、それぞれのユーザーに適したソリューションを手に入れることができる。


配管・機器・建設設計のソリューションを保有

一方プラントのライフサイクルは、「設計」「詳細設計・調達」「建設」そして「稼働・メンテナンス」といった要素で流れる。

オートデスクが提供する「Integrated Plant Factory Solution」 

「設計」では、2D/3Dによる設備・工程データ、「詳細設計・調達」「建設」段階では、日程管理、進捗管理、そして「稼働・メンテナンス」では、設備運用データが必要になる。

オートデスクでは、設備のライフサイクルに渡るソリューションの提供に取り組んでいる。

このソリューションの構築において、オートデスクの優位性と言えば、プラントの配管設計、機器・装置設計、建築設計のプラント設計の要素に対応するソリューションを保有していることだ。

この幅広いソリューションを「Autodesk Construction Cloud」シリーズを構成するソリューションで扱うことにより、シームレスにデータを連携できる。

データ変換の必要もなく、シームレスに連携できる環境が得られることはユーザーにとってもメリットが大きい。




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