2018.11.6
「AssetWise」で信頼性の高いメンテナンスを実現
機械学習とデジタルツイン技術の活用で将来的には機能向上も視野 |
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ピエール・デウェット 氏 |
設備管理システムでは、様々なソリューションが開発されている。しかしベントレーはエンジニアリングソリューションを持つベンダーだ。その特徴活かしたベントレーのAPMは世界的に浸透し始めている。この状況について、アセットパフォーマンス担当のバイスプレジデント、ピエール・デウェット氏に聞いた。 |
ENN:ベントレーのAPM(アセット・パフォーマンス・マネジメント)の特徴は、どんなところにあります。
デウェット:「AssetWise」には、ライフサイクル・インフォメーション・マネジメント、アセット・パフォーマンス・マネジメント&レライアビリティ・マネジメント、そしてアナリティクス、の3つの要素があります。これらの3つの要素が同時に機能することで、RCM(信頼性重視メンテナンス)を実現できます。
RCMを実施する中で、検査・分析して、何か問題があれば、メンテナンススケジュールを最適化するなどの措置を講じます。ベントレーは現在、シーメンスと協業していますが、ユーティリティの信頼性において、良い協力関係が構築されています。
ENN:先進国では、老朽化プラントが多く稼働していて、改造の機会も増えているが、これらの市場はAPMのターゲットになりますか。
デウェット:オイル&ガスやマイニングのような巨大な装置が必要な産業では、プラントを新設できる資金力のある企業が少なくなっています。このため、プラントオーナーは既存のプラントで最高のパフォーマンスを上げようとしています。
ENN:APMのソリューションは、どのような地域で売れていますか。
デウェット:東南アジア地域やインドでの売上が好調だ。またシーメンスと協力して発電プラント向けAPMソリューションを開発して、このほど発表したが、今後に期待しています。
ENN:今後、APMのビジネスをどのように発展させようと考えていますか。
デウェット:機械学習やデジタルツインの技術を取り込んで、信頼性の高いAPMソリューションを作りたいと考えています。
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