2018.10.18
ベントレー・システムズ、ロンドンでYII2018を開催
10月15日から18日までの4日間、独シーメンスとの資本・業務提携で
新ソリューション |
ベントレー・システムズは10月15日から18日までの4日間、ロンドンのヒルトン・ロンドン・メトロポールで、「The Year in INFRASTRUCTURE
2018 Cinference(YII2018)」を開催した。
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グレッグ・ベントレーCEOのキーノートスピーチ |
毎年、秋に開催されるイベントだが、昨年は初めてアジア地域に進出、シンガポールで開催された。今年は再び、ロンドンでの開催となった。
「YII2018」では、インフラストラクチャが強調されている。ここでいう、インフラストラクチャは道路や橋梁のように公共性を持つものばかりではなく、発電プラントや化学プラントなどの生産プラントも対象になる。これらインフラ施設を建設・操業・廃棄までのライフサイクルを通じて、ITを効率よく活用し、生産性を向上するのがベントレーのソリューションだ。
ベントレーは今年8月に独シーメンスが9%の株式を取得し、資本業務提携契約を締結した。以前から、シーメンスとはシーメンスとは良好な関係を築いてきたが、資本業務提携により、その関係はより強固なものになった。
カンファランス期間中に、シーメンスとベントレーは、「PlantSight Digital twin Cloud Services」「Integrated
Asset Performance」について発表があった。
「PlantSight Digital twin Cloud Services」はリアルプラントとヴァーチャル環境に設計を作り、効率的なプロセスプラントの操業を行うもの。
一方「Integrated Asset Performance」は、ベントレーの持つ「アセット・パフォーマンス・マネジメント(APM)」をシーメンスの発電プラントに適用するもの。双方の技術を持ち寄ることで、発電プラントのオペレーションによるデジタル化が可能になる。
また、ベントレーのソリューションにより、発電プラントのデジタル化や操業に関する情報をシーメンスの持つIoTプラットフォーム「Mindsphre」上に表現することもできる。
ベントレーとシーメンスは今後も、シナジーを発揮しながら、新たなソリューションの構築を目指す。
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