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 2017.10.26
英アヴィバ、AWS2017を開催
創業50周年に創業の地英ケンブリッジで

 エンジニアリングITのソリューションベンダーであるアヴィバは、10月24日から26日までの3日間、創業の地で本社のある英ケンブリッジで、アヴィバ・ワールド・サミット(AWS)2017を開催した。毎年、世界各地で開催場所を変えて行っているイベントだが、創業50周年の今回は創業の地での開催となった。

 今年、創業50周年を迎えたアヴィバ。1967年に英国の補助金を使ってソフト開発事業を始めたアヴィバだが、現在は全世界に7,500名の従業員を抱えるまでに成長した。50年目の節目ではあるが、仏シュナイダーエレクトリックとの合併も決まり、次の50年をどのように事業を展開するかにも、高い関心が集まる時期のイベント開催となった。

 
  基調講演を行ったCTOのデーブ・ウィールドン 氏
 今回のイベントで強調されたのが「Digitalization(デジタル化)」だ。デピュティCEOでCTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー)を務める、デーブ・ウィールドン氏は「適切なモデルで設備のパフォーマンスを向上させるために、アセット情報をより活用することで拡張性のあるソリューションを提供する。新たに迎える50年では、次世代の『Digitalization』の時代に入る」と語った。

 また第4次産業革命と呼ばれる「Industries4.0」の時代を迎え、このアプローチとしてデジタルツインを重視。リアルとヴァーチャルで同じデータを持つとを意味するが「ウィールドン氏は「デジタルツインは、これからの時代に必須だと信じている」と語った。

 さらにすでに発表されている、シュナイダーエレクトリック社との合併については「非常に多くの機会が期待できる」と、今後の事業の拡大への期待を込める。

 シュナイダーとは、IT部門を統合し、統合後もアヴィバが主導的な役割を果たす。新時代を迎えるうえで、アヴィバのDNAに新しい血が加わることで、これまで以上に強力なソリューションが開発されることが期待される。







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