シェル、ベントレー「Construct Sim Work Package Server」の
活用で生産性向上 2016.11.2 |
ベントレー・システムズが主催する「The Year in Infrastructure」の初日では、今年の各カテゴリーで選ばれたファイナリストたちがプレゼンテーションを行った。
その中で、「Inovation in Consruction」のカテゴリーでファイナリストに選ばれたのは、シェル・グローバル・ソリューションズでFLNGプラントの建設を手掛けたアレック・ミリコビック氏。
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講演するミリコビック氏 |
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シェルFLNGプラントのイメージ図 |
ミリコビック氏は、大型プロジェクト、プレリュードFLNGプラントのプロジェクトで、ベントレーの「Construct Sim Work Package
server」の活用で、プロジェクトの生産性を大きく改善したと報告した。
シェルのプロジェクトチームが「Construct Sim Work Package server」を採用した理由は、「3次元CADを活用しながら、データマネジメントが可能になるため」という理由だった。
プロジェクトは、オーストラリアから500km離れた洋上に浮かぶ、年産360万トンの生産能力を持つFLNGプラントを建造するもので、完成すれば、世界最大の洋上に浮かぶ施設となる。それだけにプロジェクトは活気的なものだ。
シェルは「Construct Sim Work Package server」を活用して、プロジェクトの管理を従来の3次元から4次元に向上し、3次元に加え、時間の管理までを行いスケジュール管理を徹底して行った。
プロジェクト期間中に設計の見直しを行う場合でも、的確なスケジュール管理を行うことで、成果を上げた。
シェルでは、「『Construct Sim Work Package server』を使用することで、設計を見直しながらスケジュールコントロールがうまくできた」(ミリコビック氏)と言う。
シェルは今後、4次元にさらにコストの軸も加えた5次元を対象にしながらプロジェクトの生産性向上に取り組む。
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