ベントレーとシェルが「Project Wise ConstructSim」でグローバル
アグリーメント 世界各地のプロジェクトで生産性を向上 2016.7.15 |
ベントレーシステムズはこのほど、「Project Wise ConstructSim」で、グローバルに協業することで合意した。この合意により、ベントレーがマネージドサービスとして提供している自動化4D/5D建設管理ソリューションを活用して、シェルの設備投資に伴う建設プロジェクトの生産性を向上する。
具体的には、ベントレーの「Project Wise ConstructSim」をベースとした、このソリューションは、シェルの「Project
Vantage」プログラムの一環として導入される。この革新的なソリューションは、米国の建設産業の団体である「CII(Construction
Industry Institute)」のAWP(アドバンスト・ワーク・パッケージング)手法に準拠しながら、エンジニアリング・建設・据付のワークパッケージを支援するもの。
ベントレーとシェルのグローバルレベルの合意は、シェルの設備投資プロジェクトの実施に対し、マルチベンダー統合型のデータ処理中心のアプローチを取る、シェルの「Project Vantage」プログラムの基礎となるもの。このプログラムにより、① 異なる分野間・サプライヤ間のコラボレーションの向上、② 設備投資プロジェクトのライフサイクル全体に渡るデータ制御、③ 基準の適用と複製の実現、が可能になる。
一方、シェルは、① 作業を視覚的に計画してこれを安全に実行する機能を強化し、早計な人員配置やダウンタイムの発生を防ぐとともに、安全性・物流・資材・労働力の確保・承認・文書化に影響を与える制約を取り除く、②
高度なワークパッケージ作成を通じて、より効果的な「エンジニアリングへの対応力」を確保する、③ 現場での生産性を改善することでスケジュールの信頼しの最適化、作業時間の最大化、安全性の向上、リスク低減を図り、大幅なコスト節約につなげる。
今回の合意に伴い、ベントレーのCEOであるグレッグ・ベントレー氏は「シェルはCIIのAWPで達成できる効率性と予測可能性の向上を通じて、設備投資プロジェクトにかかる費用を継続的に低減するための革新的な手法を模索しており、この分野でエネルギー業界をリードしている。自社プロジェクト向けに『Project
Vantage』でAWPを支援することで、シェルは自社のEPCを推進し、プロジェクト実施上の画期的な成果を挙げている。
ソフトウェア技術とクラウドサービスの活用はプロジェクトの生産性向上する」とコメントした。 |
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