仏シュナイダー、英アヴィバの株式53.5%を取得で合意 2015.8.5 |
仏シュナイダー・エレクトリックは、英国ケンブリッジに本社を置く3次元CADなどのソフトウェアを扱うアヴィバ社の株式53.5%を取得した。アヴィバは昨年、二桁台の減収減益となっており、53.5%の株式を買収することで合意した。
アヴィバは、シュナイダーのソフトウェア部門である、シュナイダー・ソフトウェア社と統合され、新生アヴィバグループとなるが、統合会社の株式の多数はシュナイダーが握る。今回の契約では、無借金・無現金で取引され、アヴィバが発行する新株を5億5,000万ポンドをシュナイダーが購入した時点でアヴィバグループの53.5%を取得したことになる。
今回の合意内容についてアヴィバは、ロンドン証券取引所で「今回の取引は、両社の企業規模から判断して、逆買収に当たるだろう」とコメントした。
シュナイダーは2013年に英国のエンジニアリンググループであるインベンシスを34億ポンドで買収、産業用ソフトウェア部門は規模を拡大したアヴィバグループに移管される。
アヴィバとシュナイダーの両社は「両社のソフトウェア部門の統合は、産業用粗酒とウェアのリーダーを生み出すだろう」とコメントしている。統合後の両社の売上高は5億3,400万ポンド、EBITDAは1億3,000万ドルに達すると見られる。
今回の契約について、アヴィバのCEOであるリチャード・ロンドン氏は「今回の取引により、アヴィバは産業用ソフトウェアの地球規模のリーダーとなるだろう。合併により、市場と製品ポートフォリオを拡大し、米国市場にも参入できるようになるだろう」とコメントした。 |
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