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ベントレー、アセットパフォーマンスモデリングに力
リアリティモデリングを強化
                         2015.7.17

ベントレー・システムズは、アセットパフォーマンスモデリングに力を入れる。去る7月14日に都内で行われた「第17回 ARC東京フォーラム」で、ダイレクタのアンマリー・ウォルタース氏が講演の中で強調した。

講演中のアンマリー・ウォルタース氏
ベントレーは昨年11月に、独シーメンスとPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)ソフトウェアに関して業務提携契約を締結した。

この提携により、ベントレーの高度な点群建築情報モデリング(BIM)と、シーメンスの「Tecnomatrix 3D デジタルファクトリーオートメーションソフトウェア」が提供する工程
シミュレーションツールを統合することにより、スキャナにより点群を取得してモデルを作成し、シーメンスのPLMソフトウェアソリューションで、既存ファクトリーの運用時の高度な3Dデジタルモデルを利用できるようになった。

また今年に入ってから、リアリティモデリングのためのソフトウェアを持つフランスの「Acute 3D」を買収した。リアリティモデリングでは、既存の状態の観測データを設計モデリング環境や施設モデリング環境に合わせて調整し、目的に応じた表現形式に処理できる。スキャン技術や写真技術は急速に発展しており、特に、無人航空機(UAV)への適用は急速に拡大しており、取得した観測データをインフラ維持に幅広く、継続的に活用できる。

講演の中で、アンマリー・ウォルタース氏は「ある石油メジャーは、UAVを活用して保全活動に役立てている」と指摘、大規模施設の設備の維持・管理でUAVとそれを解析するソフトが重要な役割を果たしている事例を紹介した。

さらに今年行った「C3 global」の買収により獲得したソリューション「Amulet」により、組織のアセットパフォーマンスの最適化や事業目標の達成の支援に向けた業界規模の進展が可能になった。

かねてからベントレーは、効率的な資産管理を実現する「AssetWise」関連の製品ラインナップを強化してきたが、このソリューションはマレーシアの電力会社TNB社も導入している。

また「Amulet」を得たことで「AssetWise Amulet」として発売。これにより、組み込みの予測解析機能を備えたアプリケーションを提供できるようになると同時に、ITとオペレーションテクノロジー(OT)間のギャップを埋め、効率的なアセットパフォーマンスモデリング環境を構築できるようになった。
















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