IFS、ERPの最新バージョン「IFS Applications9」を発表
ユーザーエクスペリエンス・アーキテクチャなど、機能面を大幅に強化
2015.5.11 |
スウェーデンのIFSはこのほど、エンタープライズ・アプリケーションの最新バージョン「IFS Applications9」を発表した。
最新バージョンは、顧客との距離を縮め、変化をビジネスチャンスに変えるための柔軟性により企業に真のビジネス・アジリティ(変化に素早く対応できる俊敏性)を提供することを主眼に機能アップが図られた。
ユーザエクスペリエンスの改善、新機能の追加、コンフィギュアビリティ(ユーザが任意に設定や構成を変更できること)の強化、アプリケーション・アーキテクチャの刷新といった革新的な取組により、ビジネス・アジリティが実現された。
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「IFS Applications9」は様々な端末で使用できる |
「IFS Applications9」は、「IFSロビー」と呼ばれる機能が搭載されている。 これは、ユーザ毎に自由にカスタマイズでき、ユーザは効果的な意思決定を行うために、必要な情報を一目で分かるように表示できる。
こうしたユーザインタフェースの改善により、従来以上に、使い勝手が向上し、ユーザと自ら行うこととの距離を短縮することができる。 また、デスクトップPC、タブレット、スマートフォンなど、各デバイスからアクセスできる。
「IFSストリーム」機能は、ビジネスの状況をより早く把握できるように設計された通知地ステムで、個々のユーザに対して、関連する業務の最新情報や、行うべき処理を通知することができる。
また拡張機能モジュールやカスタマイズのために最適化されたアーキテクチャを持ち、これにより、アプリケーションへのモディフィケーションにかかるコストを低減でき、技術者はカスタマイズを管理することよりも付加価値の高い業務により、多くの時間を割り当てることができるようになる。
さらに、ERPにCRMを完全に組み込んだため、必要な人が必要な時に、データにアクセスできる。 このため、より良い意思決定により、顧客サービスを改善できる。
このほか、連結会計の機能追加、マトリクス型組織向けの支援機能など、グローバル企業が自社の規模を十分に活用できるような、多くの機能強化が図られている。 |
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