ダッソー・システムズ、「ソーラー・インパルス2」の設計で活用
デジタル技術で飛行前に仮想空間で飛行動作の解析を実施 2015.5.7 |
ダッソー・システムズの技術が、太陽エネルギーだけを動力とするソーラー飛行機「ソーラー・インパルス2」の設計、構築、検証において使用された。
使用されたのは、ダッソー・システムズの3Dプロトタイピング、解析、シミュレーション、コラボレーション・プログラムのガバナンス・アプリケーション。
|
ソーラー・インパルスの設計に使われた
ダッソー・システムズの技術 |
これにより、寸法・重量・与圧状態など、途切れのない作動に不可欠な技術構成のバランスを取り、複雑な構造を作り上げた。また、これらのデジタル技術により、ソーラー・インパルス社は実際の飛行前に、仮想環境下でソーラー飛行機を開発し、その飛行動作の解析も可能にした。
ソーラー・インパルスでは、一人用コックピットのスペースが3.8m3しかない。だが、最長5~6昼夜連続で使用され、-40~40℃の温度範囲や非与圧状態に対応するとともに、物資用のスペースも確保する必要があるなど、同機ならではの特殊な要件を満たすよう設計されている。同機の初フライトは、アラブ首長国連邦のアブダビからオマーンのマスカットまでの飛行だったが、最適化されたコックピット構成により、パイロットは12時間同じポジションを保つことができた。 |
|
|
|