米PTC、IoT事業に本腰 2015.3.6 |
製造業における、継続的な製品とサービスの優位性の実現を可能にするサービスを提供する
PTCはIoT(インターネット・オブ・シングス)を活用した事業に力を入れる。 |
PTCは昨年1月にIoT向けアプリケーションの開発・運用で実績のあるThingWorx社、さらに8月には、機械やセンサを安全にクラウド接続するソリューションの開発の先駆者であるAxeda社をそれぞれ買収した。
すでにIoTの事業は「ThingWorx」のブランドで展開されているが、今後は「Thing Worx」の機能を補完する「Axeda」のソリューションを統合しながら「ThingWorx」のブランドでIoT事業を推進する。
昨年1月に買収したThingWorx社は、通信・公共事業・医療機器・農業・輸送機器などのモノのインターネット対応が可能な分野でサービスを提供している。
また昨年8月に買収したAxeda社は、機械やセンサを安全にクラウド接続するソリューションの開発における先駆者としての役割を果たしてきた。
昨年8月時点で、150社以上の顧客に対応し、毎日、複数の業種で機械からの情報を数億件規模で処理している。
世界各地の機械やセンサのデータを収集し、体系化する目的で、最新のアーキテクチャ上に開発された先進のIoT技術を提供している。
PTCが、ThingWorx社とAxeda社を買収したことで、IoTサービスを展開する 「ThingWorx」の事業に機械やセンサから情報を取り、それを処理するAxeda社の技術が加わり、PTCのIoTソリューションはいっそう拡充された。
この動きは、プラント業界とも無縁ではなく、GEは納入したガスタービンのO&MサービスにPTCのソリューションを活用している。 ガスタービンに取り付けられたセンサから送られてくる情報を処理し、適切なメンテナンスの情報を提供することで効率的なO&Mを実現している。
PTCでは今後も、センサのデータを有効に活用したIoTサービスにより、市場の拡大を図る。
この事業により、PTCジャパンは「2018年のソフトウェア事業の10%をIoTビジネスの売上で上げたい」としている。 今後もPTCは、全世界でIoT事業に力を入れる。 |
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