オートデスク
設計管理用「Autodesk BIM360 Glue」と
現場管理用「Autodesk BIM360 Field」をクラウドで提供
BIMに特化したサービスで、ロケーション・フリーを実現 2015.2.25 |
オートデスクは、プロジェクト向けクラウドサービスとして、設計管理用の「Autodesk BIM360 Glue」と現場管理用の「Autodesk
BIM360 Field」の2種類を提供している。 |
「Autodesk BIM3 6 0 Glue」には、有償のサービスと無償の「Autodesk BIM360 Glue mobile」の2種類のサービスが用意されている。
これらサービスは、BIMに特化したもので、「Autodesk REVIT」「Autodesk NAVIS WORKS」「AUTOCAD」「AUTOCAD
CIVIL3D」などのBIMモデルを扱うことができる。
「Autodesk BIM360 Glue」の有償サービスは、クラウドベースの建築プロジェクト用BIM管理ソリューション。 いつでも、どこからでも、モデルやプロジェクトデータにアクセスできる。 コーディネーション、コラボレーション、朱入れ、干渉チェックなどに対応できる。 一連のチェック内容については、iPad用「Autodesk BIM 360Glue mobile」で閲覧可能だ。
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「Autodesk BIM360 Field」 |
モデルの表示と基本ビューイング機能には、ズーム・図面移動、ウォークなど、ビュワーの「Navisworks」と同じ基本操作機能があり、それぞれの操作が可能だ。
要素プロパティ機能により、「Revit」上で表示される要素プロパティは、「Glue」上でも継承されている。 「IsolateとHide機
能により、希望の要素以外を
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「Autodesk BIM360 Glue」 |
半透明表示し、非表示(Hide)
することもできる。
計測機能もあり、長さ、角度、面積の3種類の測定が可能で、
希望の単位に変更できる。
保存ビュー機能により、希望のビュー状態に名前を付けて保存し、名前をクリックして即座にアクセスできる。
またプロジェクトメンバーが行った作業履歴を確認し、干渉チェック、保存ビューなどをプロジェクトメンバーにメールで通知することもできる。 これら一連の機能に加え、断面ビュー、マークアップ、干渉チェックの各機能も装備されている。
また「Autodesk BIM360 Glue mobile」は、iPad専用アプリで、メールや各種ストレージを経由して、「Navisworks」データを閲覧、各種表示切替、要素プロパティの表示が可能だ。
オフィスのデータをiPadで現場に持ち出すことができる。
作業管理に適した「Autodesk BIM360 Field」 |
「Autodesk BIM360 Field」は、現場管理に適したクラウドサービスだ。 現場担当者による、作業リスト作成、品質チェックリスト作成、安全記録、現場作業確認などのほか、現場作業の是正にも活用できる。
その技術は、クラウドコンピューティング、iPad、スマートフォンによるMobility、インターネットを介したシステムを利用するウェブアクセスにより構成される。
これにより、オンライン&モバイルドキュメント添付やマークアップ機能、チェックリストと共通テンプレート機能、問題管理作業タスク管理、分析/レポート管理ツールが提供される。
これらにより、品質管理、安全管理、図面・書類の現場への持込、コミッショニング・引渡のサポートが可能になる。
現場の作業管理の基本的なフローは、作業リストを作成すると、それを現場で専門工事業者がデータを開き、リスト通りに作業を行う。 その作業を現管理者が確認し、合格であれば、作業リストは閉じられる。
しかし不合格であれば、再び作業リストが開かれ、やり直しになる。
第三者による作業確認が必要な場合でも、現場管理者が作業を確認し、合格となれば、第三者による作業確認が行われ、ここで合格となれば、作業が終了するが、不合格であれば、現場管理者に戻される。
また、位置情報に紐づけを行ったQRコード(バーコード)が準備されていれば、場所の特定が容易に行うことができ、BIMモデル内の要素と紐づいたQRコードが準備されていれば、即座にモデルをビューイングできる。
この機能を場所や機器情報に活用できる。
「Autodesk BIM3 6 0 Field」により更新されたプロパティ情報に伴い、Navisworks上でのモデル表現に変化を与えて、色分け表示も可能だ。
これら一連の機能を活用して、的確な作業管理により、効率の良い作業が行われる。 |
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