Cover Story 2006



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 ※本文は一部を抜粋したものです、詳細はENN誌をご覧下さい。     
 日揮、ソハール製油所建設で短納期実現
   現場起点に的確なプロジェクト遂行                                【2006/12/10号】
 日揮は今年6月、オマーンで2番目となるソハール製油所を完工した。 処理能力日量11万6,000バレルの製油所で、契約納期は34カ月。 日揮が日頃から志向している「コンストラクション・オリエンテッド」によるプロジェクト遂行で、プロジェクト全体の生産性も向上した。 製油所建設は日揮の看板事業でもあるが、豊富な経験をベースに最新のITも駆使。 「40カ月は必要」と言われるグラスルーツリファイナリーの工期短縮を実現した。 日揮の経験と最新技術がうまく融合されたことで、オマーンの新興工業地帯に日揮の経験が打ち立てられた。


 新世紀に向かって船出した山武
   事業とグループ企業の垣根を越えたシナジー目指す                     【2006/11/25号】
 今年12月1日で創業百周年を迎える山武。 この機会に「azbil」という新たなグループシンボルマークが決められた。 「azbil」は「Automation Zone Builder」に由来する造語で、「人を中心としたオートメーションで人々の安心、快適、達成感実現するとともに気球環境に貢献する」グループ理念を表現している。 この新しい企業理念の下、山武は事業間やグループ企業間のある垣根を越えた総合力を発揮して、顧客ニーズへの対応を図る。 そこで複数の事業のシナジーにより、顧客と共に新しい価値を創造することを目指す。 そのための新世紀に向かい、今、船出した。


 プロフィットセンター清水エンジ事業本部の土壌浄化事業
   支店と歩調あわせ、本社の事業活性化に貢献                         【2006/11/10号】
 ゼネコンのエンジニアリング本部は、建築部門にとっての永遠の受注支援部門か。 多くのゼネコンのエンジニアリング本部が、コストセンターであるのに対し、清水建設のみプロフィットセンター化されている。 プロフィットセンターとして自立することで、コストセンターとしての固定観念では実現できなかったビジネスチャンスを獲得できる可能性もある。 土壌浄化事業は多くのゼネコンで、上物の建築工事の受注手段として活用されるが、清水では土壌浄化そのものの事業化に乗り出すことで、ビジネスチャンスを拡大させた。 プロフィットセンター化には、一長一短あるだろうが、土壌浄化事業ではそのメリットが発揮された。


 「第三の柱」、投資事業に走る大成建設
   大阪でバイオエタノール事業に進出                                【2006/10/25号】
 小誌9月10日号でも取り上げたが、米国ENR誌のコントラクターランキングでベスト5にランクインした欧州の大手コントラクターがいずれも、投資ビジネスにより業績を伸ばしているが、わが国のゼネコンもこのところ投資に積極的だ。 多くのゼネコンが投資ビジネスを中期経営計画の注力分野として取組の強化を図っている。 受注産業は事業の浮沈が大きくなりやすく、安定収益を持つのは、すべてのコントラクターの共通課題でもある。 しかも建築投資が減少したうえに、これまでゼネコンの経営の安定に大きな役割を果たしてきた談合を容認する社会的風潮も無くなった。 こうした中で、大成建設も投資ビジネスに注力するが、来年1月からバイオエタノール事業を投資ビジネスの一環として、スタートする。


 「By Products」から「On Purpuse」生産にシフトするプロピレン
   新日石化学 川崎事業所でルーマスOCTプロピレン設備が稼動               【2006/10/10号】
 自動車バンパーなど、用途が広がるプロピレンだが、その生産は需要に追いつかない状況にある。 これまでプロピレンはナフサクラッカーによるエチレン生産や石油精製FCCの副産物(By Products)として生産されてきたが、今後の需要に対応するには副産物としての生産では需要を満たすのが難しい状況だ。 こうした状況から、最近ではプロピレン生産を目的としたプラントの需要が高まっている。 かつて「By Products」として生産されてきたプロピレンは「On Purpose」生産に移行しようとしている。 そんな折、新日本石油化学川崎事業所でOCTプロピレン製造プラントが稼動。 かつてのエチレンセンターはプロピレンセンターに衣替えした。


 名工の技術を伝承する向陽鉄工
   メンテ軸にエンジ事業でも提案力強化                                【2006/9/25号】
 旭化成グループ向けにメンテナンスや設備工事を行う会社として設立された向陽鉄工――。 その特徴は、地味ながら、メンテナンスや設備工事に関する技術をとりわけ大切にしてきたことだ。 溶接日本一をこれまでに2名輩出。 全国規模の溶接コンクールで、上位入賞の常連企業の一社でもある。 メンテナンスを軸に設備を熟知し、その知見を「ものづくり事業」に活かす。 技術を大切にし、技術への深い理解を武器に外部顧客の開拓と業容の拡大を目指す。 地味な存在だが、向陽鉄工の存在は軽視できない。


 MRO ワールド 2006、米フロリダで盛大に開催
   米オークランドに総勢1,500名集める                                 【2006/9/10号】
 企業資産管理(EAM)システムのトップベンダーMROソフトウェアが去る7月23日から26日までの4日間、米国フロリダ州のオーランドでインターナショナルユーザーミーティング「MROWORLD 2006」(User Conference for MAXIMO)を開催した。 今回のユーザーミーティングは、20周年の記念すべき開催だった。 会場には4日間で1,500名の参加者が集まり、活発な議論が展開された。 ユーザーミーティング直後の8月3日には、IBMがMROソフトウェアを買収することが発表されたが、ユーザー会開催中はIBMの報告も注目されていた。
                                   (株)エクサ 第3事業部 コンサルティング担当 理事 筒井 雄二


 カザフスタンで初実績築いた日揮
   アティラウ製油所近代化プロジェクトを完工                             【2006/7/10号】
 カザフスタンのプロジェクトは「コントラクター泣かせ」と言われる。 長年の社会主義体制下で築かれた官僚的な仕組みのせいか、求められる膨大な量の提出書類。 厳しい気象条件。 これらはプロジェクトを遅延させるリスクでもある。 このため「契約納期で完工したコントラクターはいない」とも言われる。 が、日揮はカザフスタン初実績プロジェクトで契約納期通りに完工を果たした。 カザフスタンのプロジェクト関係者も日揮のプロジェクト遂行には惜しみない賛辞を送った。


 「BE Conference 2006」 米シャーロットで開催
   強調された Interoperability とデータ統合                             【2006/6/10号】
 「BE Conference」は毎年、ベントレー・システムズが開催している国際ユーザー会。 今年「BE Conference」が開催されたノース・カロライナ州シャーロットは、米国で初めて造幣局が設立され、金融の街と言われている。 そのConferenceでベントレー社CEO のGreg Bentley氏は「CADでは、3次元モデリングの要素よりも解析やデータマネジメントが重要になってきた」と指摘したが、Conferenceの冒頭のエグゼクティブによるキーノートスピーチの中でも、データマネジメントに関する報告が目立った。 また以前からベントレーが重視してきた、Interoperability(相互互換性)はエンジニアリングの生産性を向上させる、重要な手段として強調された。 5日間に渡ったConferenceにはベントレーの特徴が凝縮された。


 わが国初の塩ビ原料化リサイクル事業の可能性
   見切り発車とも言える新事業は成功するか?                              【2006/5/25号】
 焼却炉市場の狭隘化に伴い、廃棄物の処理・リサイクル事業に進出したプラントメーカーは少なくない。 PFI(Private Finance Initiative)に代表される、自治体からの一般廃棄物の処理受託が一般的だが、中には自ら計画した処理事業に参入したメーカーもある。 だが、メーカーは廃棄物処理・リサイクル事業の専門会社ではない。 このため、廃棄物を元と同じ原料にし、別の製品に再生するマテリアルリサイクルでは、リサイクル品の販売に関する問題がメーカー各社に重くのしかかってくる。 そんな中、神戸製鋼所の環境エンジニアリング子会社、神鋼環境ソリューションが、子会社を通じわが国初の塩化ビニル系廃棄物のマテリアルリサイクル事業を開始した。 はたして、新事業は成功するのか。


 需要の裾野広がるガスタービン
   川崎重工20MW級ガスタービン 「LA20A」                                【2006/5/10号】
 川崎重工業はこのほど、自社開発の「L20A」ガスタービンを採用したコンバインドサイクル発電設備を、ダイハツ工業滋賀工場で熱電併給事業を運営する大阪ガス向けに納入した。 純国産技術であると同時に、稼動後の効率的なO&Mの提案により受注した発電システムだが、このプロジェクトの受注は技術とともにO&Mといったサービス分野のクオリティの高さまでが受注に求められることを物語っている。 川重の実績は、ガスタービンビジネスの新しい時代の到来を示している。


 提案力に賭ける、三造環境エンジサバイバル
   リサイクルルートの確立で焼酎粕のリサイクルを提案                      
【2006/4/25号】
 三井造船はこのほど、宝酒造黒壁蔵(宮崎県児湯郡)向けの焼酎粕リサイクルプラントを完工した。 焼酎粕を飼肥料原料、発電燃料などにリサイクルするプラントで、三造は今回のプロジェクトを含め6件の納入実績を持つ。 焼酎粕リサイクルプラントの市場規模は100億円、1件あたりの受注額も数億円から数10億円と市場規模は小さい。 それでも三造はプラントの建設だけではなく、飼肥料原料のリサイクルルートの確立などを提案し、自らリサイクルチェーンを開拓することで受注を引き寄せている。 小規模市場に最大限のサービスで三造には、それなりの目論見がある。


 溶接技術で差別化果たした日立造船メカニカル
   特殊鋼溶接で新境地、プラント大型化に対応                           
【2006/4/10号】
 日立造船有明工場の陸機部門が分社化されて設立された日立造船メカニカル(HMC)の工場が今、空前の受注に沸いている。 工場建屋を入れば、至る所に製作中の機器が並び、その作業状況は熱を帯びている。 ただ、この工場で製作中の圧力容器のほとんどがクロームモリブデン製だ。 近年、炭素鋼製の圧力容器の生産は韓国のファブリケーターが請け負っているが、HMCは特殊鋼溶接に着眼、その技術を培ってきた。 プラントの大型化とともに軽量化が求められる現在、特殊鋼製の圧力容器の需要は高まるばかりだ。 そんな圧力容器を扱う有明工場も今、忙しい。


 バタム島に世界戦略生産拠点を設立した巴バルブ
   将来の市場環境に布石、世界市場を睨んだ新工場が稼動へ                  
【2006/3/25号】
 シンガポールのフェリーターミナル「ハーバーフロント」から40分で、バタム島の西のスクパン島に到着する。 このスクパン港から車で20分ほどの所に巴バルブが進出したラトレード工業団地がある。 この工業団地の一角で今、巴バルブの新工場が稼働を始めた。 将来的に、高品質・高性能と同時に価格競争力が求められるバルブだが、次世代を睨んだバルブの戦略生産拠点がバタム島に誕生した。


 確固たる存在感築いたJFEエンジ流通システム部
   経験武器に生鮮卸売市場流通で差別化を実現                          
【2006/3/10号】
 JFEエンジニアリングの流通システム部は、1990年の大田花き市場向けシステムの納入を皮切りに、花き市場、水産物卸売市場、食肉卸売市場で着実な実績を築いてきた。 年間事業規模は50億円と地味な存在だが、生鮮製品卸向け流通システムではトップコントラクターである。 この流通システム事業が今、規制緩和などの法改正により新たなビジネスチャンスを開拓しようとしている。 これまでの経験に裏打ちされたノウハウを武器に、JFEエンジは流通システムで新境地を拓こうとしている。


 新境地拓く鹿島エンジニアリング本部
   アグリ・バイオ分野で支店を統括                                   
【2006/2/25号】
 「エンジニアリング本部のプロフィットセンター化を、いつまでも棚上げにしておくわけにはいかない」 当初4月にエンジニアリング本部のプロフィットセンター化を計画していた鹿島だが、その計画が遅れている。 収益確保のため、事業規模の拡大を求める声が全社からあがっているからだ。 現時点でエンジニアリング本部のプラント受注高は100億円。 ボーダーラインは150億円と言われている。 が、指揮をとる岡本章本部長はプロフィットセンター化に迷いはない。 新規事業を開拓し、目標を達成する方針だ。 そんな新規事業の一つが、アグリ・バイオ分野だ。


 神栖国家石油ガス備蓄基地が完成
   エネルギー国家セキュリティを目指し、計画大詰め                        
【2006/2/10号】
 去る1月17日、茨城県の鹿島コンビナートの一角にある鹿島液か共同備蓄内で神栖国家石油ガス備蓄基地の完成記念式典が行われた。 1990年代初頭の湾岸戦争をきっかけに具体化した国家石油ガス備蓄基地の建設計画だが、2010年に5基地150万トンの備蓄基地を整備するプロジェクトはすでに大詰めを迎えている。 このほど完成した神栖基地は3番目の国家石油ガス備蓄基地だが、残すは岩盤基地として建設が進められている波方(愛媛県)と倉敷(岡山県)の2カ所。 わが国では2,406万世帯の民生需要と工業需要がある石油ガス需要だが、その供給セキュリティを求める国家プロジェクトも最終段階を迎えている。


 色褪せる燃料電池のリアリティー
   期待に比例するかのごとき遠い道程、辿りつくのは可能か
                     【2006/1/25号】
 21世紀の幕開け、初めて国土交通大臣認定を取得した燃料電池自動車(FCV)の走行実験が行われた。 その後2年ほどの間にFCVは各関係機関へ納車され、製造台数を順調に伸ばすかに見えた。 それから5年、2010年の初期車導入段階(年間に数万台の生産を予定)を前にしながら、走る姿を見られるのは万博や展示会など一部に限られている。 低公害・低騒音・総合効率の高さ(理論値約80%)と利点を誇る燃料電池の前には、依然として普及を阻む高コストなどの大きな障壁がそびえ立っている。



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ENN編集部