三菱重工がアジア地域の化学プラント受注で勢いをつけている。いずれも三菱グループの投資案件で、受注が確実視されている。特にブルネイにおけるプロジェクトの受注が相次ぎそうだ。
ブルネイのプロジェクトは、三菱商事が中心となって進める肥料事業で、三菱商事がオーストラリアのインサイテック・ピボット社、インドネシア・ウエストサイド社の3社共同で進めるもの。建設されるプラントの規模は日産2,000トンのアンモニアプラントと同3,500トンの尿素プラント。アンモニアの製造プロセスにはハルダー・トプソー法、尿素プロセスにはスナムプロゲッティ法をそれぞれ採用する。
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