三井造船は近く、イランのＮＰＣ（国営石油会社）が計画するＥＯ／ＥＧプラントを正式に受注する。プロジェクトはカーグ島に建設が計画されているもので、プラントの生産規模は年産85万6,000トン、生産プロセスはシェル法。三造は今年７月にイランのイーラム工業団地向け高密度ポリエチレンプラントを受注しているが、イランからの受注が相次いだ。

　カーグ島では現在、ガスベースのコンプレックスの建設が進められており、最近では随伴ガス回収プロジェクトの商談が行われていた。このプロジェクトでは日揮が受注有力だったものの、資材高騰に伴い再見積の提出とともに商談が決裂した。