【2025/1/25日号】
今、なぜ「P2M」か
複雑化企業活動に今求められるコンセプト
イノベーションマネジメント 代表取締役 芝尾 芳昭 氏 |
企業活動には、オペレーションとプロジェクトの二つの要素がある。従来、企業活動の多くはオペレーションだったが、競争環境が激しくなり既存ビジネスの価値の低下が速くなり、新価値創造の必要性が高まるにつれプロジェクト比率が高まっている。実際、ドイツではGDPの40%がプロジェクトと言われ、この比率は今後も高まることが予想される。
こうした時代に対応する概念として今、注目されるのが「P2M」だ。2001年に考案され日本発のPMノウハウとして注目されたが、価値創造を実現するプログラムとプロジェクトを一体として扱う「P2M」の概念は、これからの企業活動にとって、ますます重要度が高まる。昨年秋に上梓された「『P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント』標準ガイドブック」(改訂4版)の編集で中心的な役割を果たした、イノベーションマネジメント椛纒\取締役社長の芝尾
芳昭 氏に聞いた。 |
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