【2021/1/25日号】
経済産業省 吉岡 孝 貿易振興課長に聞く
差別化できる「コアジャパン」でインフラシステム海外展開を目指す
海外企業との「共創」でより高い競争力を |
昨年12月、日本政府は「インフラシステム海外展開戦略2025」をまとめた。その戦略の核を担うのが経済産業省だ。この新戦略では、日本が優位性を持つ技術をコアとしながら、O&M(ペレーション&メンテナンス)やデジタルで差別化を行い、海外での調達も積極的に行うことで、技術と価格の双方で競争力を確保する方針が打ち出された。また近年、デジタル技術が進化・普及しているが、日本はこの分野で諸外国に遅れを取っているのが現状だ。こうした中、デジタル技術を積極的にハードインフラの差別化要因として活用するとともに、海外企業との「共創」を重視しEコマースやスマートシティなどの「デジタルのインフラ化」という新しい局面にも挑む。これからのインフラシステム海外展開について、経済産業省の吉岡孝貿易振興課長に聞いた。 |
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