2019年6月25号 Vol.446

Data Focus
 「インフラシステム輸出戦略フォローアップ第7弾」で、O&Mと第三国連携を重視


News Record
 ・東芝・GE、五井火力発電所向けGTCCを受注へ
 ・日機輸、「水インフラ国際展開タスクフォース」を設置
 ・JFEエンジ、木質バイオマス発電プラントを受注
 ・ENAA、2019年度「エンジニアリング功労者賞・奨励特別賞」
 ・神鋼環境、基幹改良工事を受注へ
 ・千代田、モザンビークLNGプロで設計レビュー受注
 ・横河、フィランド社に出資
 ・川重、浮体式LNG発電設備で承認取得
 ・重工、巡回ロボットを防爆化
 ・日鉄、製鉄エンジ子会社を再編
 ・NEXI、新社長に黒田中小企業政策統括調整官
 ・日本メンテナンス工業会、新会長に高田工業所髙田社長
 ・日揮など、CO2固定化と利用に関する研究会を設立
 ・JFEエンジ子会社、三井E&Sエンジ子会社を買収
 ・タクマ、木質バイオマス発電設備を連続受注
 ・MHPS、プエルトリコから可搬型航空機転用GT発電設備



TOPICS
 プランテック、独自技術で焼却炉の間欠運転を効率化


Market Report Special
 環境省、令和元年度循環型社会形成推進交付金内示(西日本・ごみ焼却炉編)
  愛知・広島でDBO、静岡・滋賀・大阪・和歌山で基幹改良


Market Report
 フィリピンLNGターミナル商談は6月中に再入札告示


FOCUS
 高経年化で浮上したプラント外面腐食問題

 プラントの高経年化とともに、外面腐食の問題が浮上してきた。腐食性の高い薬品などでは、腐食速度が速いため、腐食については早い時期から問題になっていたが、外面腐食の場合、腐食速度が遅いため、なかなか問題にならなかった。しかしわが国のプラントの多くの経年年数は40年を超え半世紀に届こうとしている。中でも、CUI(コロージョン・アンダー・インシュレーション:保温材下の腐食)は、保温材を剥がすために時間とコストがかかるため、対応が難しい。そのために欧米では、プラントの新設時に保温材下に塗装を施すのが常識になっている。外面腐食の問題にいかに取り組むべきか、特集した。

【総 論】
 高経年化で浮上したプラント外面腐食問題
 新設案件では、腐食への対応が差別化になる

【関西ペイント】
 プラント新設時CUI対策塗料「サモスター配管用E・S」を開発
 鋼構造物用重防食塗料「ルビゴール」は錆び面に塗装可能

【大日本塗料】
 構造物・重防食塗料で幅広い品揃え
 CUI対策・素地調整軽減剤・腐食割れ防止などに対応


My Opinion
 出光エンジニアリング 狩野保英代表取締役社長に聞く
  石油需要の減少で、「次の一手」を模索する出光エンジ
   グループへの貢献が事業の基軸、ベトナム現法では進む現地化



Cover Story
 鹿児島七ツ島バイオマス発電所が竣工
  「物から事へ」を目指すIHIの象徴的拠点「七ツ島」


World Trend
 ・蘭SBMオフショア、メロ2鉱区FPSO建設プロジェクトを受注、MODECは敗退
 ・米ベクテル、シェニエールエナジーからサビンパスLNGプロの第6トレーンを受注
 ・伊エニとネクストケム、廃棄物を水素とメタノールに変換するプロセス開発で提携
 ・英ペトロファック、オマーンPDOからパイプライン向けエンジニアリングサービスを受注
 ・英ウッド、原発向けテクニカルサービス提供の契約を延長



Suppliers now
 ・米国最先端技術と日本の「ものづくり」を融合した日本ジョンクレーン
  ドライガスシールの改良・改善で高い信頼性を確立
 ・巴バルブ、「TomProbe」シリーズを発売
  クォーターターンバルブの作動記録ユニット
 ・オンリーワン技術で市場を開拓するOKM
  プラント・船舶向けに高信頼のバルブを提供、市場を開拓


Equipment News
 ・ロールグルーバー640/アサダ
 ・ LT-MS08シリーズ/ロジテックINAソリューションズ
 ・GSO型/荏原製作所
 ・長寿命・耐水グリース密封型四列円すいころ軸受/日本精工
 ・HGIP形/IDEC
 ・SigniFire/ファイク・ジャパン
 ・LA-C51DG(HR)/マックス
 ・VYAA4601/星和電機


Diagnosis Systems
 ・K6PM-TH/オムロン
 ・ULTY-V Plus/出光興産



業界パラボラアンテナ
 大手エンジ企業の赤字で、とばっちりを受ける中堅エンジ


Data File
 2019年6月上旬~中旬のプラント類受注状況


Editorial
 「商社系エンジニアリング企業」は定着するか

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