三菱重工業はこのほど、関西電力が堺港発電所で計画しているガスタービンコンバインドサイクル発電設備を受注した。 堺港発電所は、現在ある発電設備の敷地に、スクラップ&ビルドで新しく発電設備を建設する。
旧堺港発電所は、天然ガスを燃料にした出力250MWのガス焚き火力発電設備8系列による総出力2,000MWの発電所。 だが、その1号機の運転開始は昭和39年12月、最新の8号機で昭和46年12月と老朽化が進んでいた。 初期の重油焚きから、ガス焚きへ変更するなど時流に沿った改良を施してきたものの、近年の環境基準やエネルギー資源の高騰を背景としてコンバインドサイクルによる高効率ガスタービン発電設備への変更が決まった。
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