住友重機械工業は、愛知・大阪・岡山を中心に西日本地区で事業展開している造船メーカー、サノヤス・ヒシノ明昌からクレーン設備の更新工事を受注した。総投資額は63億円。基礎工事を別途受注した岡山県の建設会社、大本組がすでに着工しており、プロジェクトは2008年8月の完了を予定している。
今回住重が受注したプロジェクトは、水島製造所におけるクレーンの更新工事。建設ドック上の2基のゴライアスクレーンを定格荷重で240トンから800トン、スパン長で115mから138〜139m、揚程で60mから65mに大型化する。艤装岸壁のジブクレーンを定格荷重で20トンから70トン、揚程60mから70mに改める。同時にクレーンの稼動範囲を広げることで、船体ブロックの移動・搭載などの作業効率の向上、将来的な建造船の大型化への対応を図る。
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