三菱化学はこのほど、水島事業所の分解炉2炉の建設などの設備投資を含む計画を発表した。一連の設備投資では、東洋エンジニアリング(TEC)が分解炉の増設を建設するなど、コントラクターも決まっている。
水島事業所の分解炉の2炉の増強は、ナフサへの依存率を低減し、コンデンセート、灯・軽油などの重質原料のしようを可能にするために実施される。この対応により、昨年末に完工した鹿島事業所のおけるオレフィン・アロマセンターでの原料多様化対応と同様、水島事業所でも運転モードの選択範囲を拡大でき、よりフレキシブルな両センターの運営が可能になる。
|