三菱重工業は、韓国の大手商社、サムスン物産とストーカ炉に関するライセンス契約を締結した。今年8月に正式調印したもので、期間は5年間、対象地域は韓国国内。
重工は1995年にILSAN地区に日量300トンのストーカ炉を建設して以来、今日まで4件、処理能力で同950トンの受注実績を持っている。これまではライセンシーであるサムスン重工業とともに事業展開してきたが、サムスン重工業が3年前に焼却炉事業から撤退。一方、サムスン物産が総合商社の看板を掲げながら建設・エンジニアリング事業を展開していたこと、サムスン重工業の環境エンジニアを採用したことなどから、重工はサムスン物産と新たにライセンス契約を締結した。
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