東京ガスエンジニアリングと石川島プラント建設のコンソーシアムはこのほど、新日本石油から八戸ＬＮＧ基地を受注した。新日石グループにとっては、水島エル・エヌ・ジー社向け受入基地に次ぐ２期目のＬＮＧ基地となる。

　このプロジェクトは、以前、新日石の八戸油槽所だった跡地にＬＮＧ基地を建設するもの。ＬＮＧの供給は東京ガスの千葉県袖ヶ浦工場から受け、ＬＮＧ内航船により八戸に輸送する。袖ヶ浦基地にＬＮＧを供給するのは、新日石も資本参加しているマレーシア・サラワク州のＬＮＧ ＴＩＧＡのＬＮＧプラントと最近、建設が始まったインドネシアのタングーＬＮＧプラントの二つ。新日石は最近、ＬＮＧ事業に注力しているが、今回発注したプロジェクトは、新日石のＬＮＧ事業戦略の一環として位置づけられる。