FIRST HALF RESULTS 2015 (2014年度 中間決算特集)

  今上期、わが国の専業大手エンジニアリング企業の利益率が前年同期に続き、下がった。 これはパフォーマンスの悪化よりも、プロジェクト大型化に伴うリスクヘッジを目的としたコストリインバース契約の増加によるところが大きい。 にもかかわらず、利益率の低下は市場の評価を下げている。 その一方で、昨年、赤字転落した韓国の有力エンジニアリング企業は黒字化を果たした。 しかし12 月1日付で予定されていた、サムスン重工業によるサムスンエンジニアリングの吸収合併は、サムスンエンジの株主の反対で見送られた。 市場の圧力を受けやすい昨今だが、エンジニアリング企業の現場でできることは安定的にプロジェクトをこなすことだ。

  ■ 掲載企業
    千代田化工建設 / 東洋エンジニアリング / 日 揮 / 三井海洋開発 / IHI / 川崎重工業 / 住友重機械工業
    日立造船 / 三井造船 / 三菱重工業 / 東 芝 / 日立製作所 / 富士電機 / 三菱電機 / 神戸製鋼所
    新日鉄住金エンジニアリング / JFEエンジニアリング / 東芝プラントシステム / 富士古河E&C / アズビル
    横河電機 / 山 九 / 新興プランテック / 高田工業所

    Chicago Bridge & Iron Company / Flour Corporation / Foster Wheeler / KBR Inc.
    Jacobs Engineering Group Inc. / Saipem S.p.A / Technip / ABB / ALSTOM / General Electric Company
    Siemens AG / 斗山重工業 / GS建設 / サムスンエンジニアリング / Toyo-Thai



     (Vol.346 2014年12月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部