外資が狙う国内電力システム改革

  来年から、段階的にわが国の電力システムが変わる。 これまで地域電力会社により、発電・送配電・小売が行われてきたが、これからは小売と発電事業が自由化される。 このシステム改革に伴い、従来の電力会社とプラントメーカーの関係は無くなり、新たなプレーヤーが自由に発電プラントメーカーを選択することができる。 これまで、電力会社とプラントメーカーには長期間の関係があり、新規のメーカーの参入が難しかった。 しかし自由化されれば、状況は変わる。 外資企業にとっても、看過できないチャンスだ。

 【総 論】 外資が狙う国内電力システム改革
   多様化する事業者、競争原理が市場を開く

 【GE Power & Water】 GEパワー&ウォーター 北アジア電力事業本部長 堀江 渉氏に聞く
   多様化するニーズに柔軟に対応  大型電源では最高効率、小型では早期立上げ目指す

 【Siemens】 シーメンス・ジャパン 専務執行役員 エナジーセクター代表 藤田 研一氏に聞く
   技術力と世界各地での実績を武器に市場に挑戦  ガスタービンで豊富な運転実績、顧客ニーズにも柔軟に対応

 【ABB】 ABB 副社長・電力システム事業部長 Rajendra Iyer氏に聞く
   エネルギーのベストミックス目的に、全体最適を提案  世界各地での経験が武器、ICTも積極的に活用

 【Aggreko】 アグレコ 事業開発ディレクター Venkie Shantaram氏に聞く
   北海道で電力事業のFSに着手  フレキシブル・パワー・ソリューション事業の一環、燃料の多様性に特徴


   (Vol.342 2014年10月10日号より)



重化学工業通信社
ENN編集部