医薬エンジの個性派集団

 
医薬品メーカー向けのエンジニアリング市場は、ジェネリック製薬の存在感の高まりに伴い、変わりつつある。 かつては、新薬の開発に伴う設備への対応を中心に展開されてきたが、最近では確立された技術でエンジニアリングされるジェネリック医薬品の生産設備への対応が無視できなくなってきた。 ジェネリック医薬品の生産額は、わが国の医薬品生産額の10%を超え、その構成比は今後も増加するはずだ。 こうした中で新薬は、高薬理活性剤やバイオ医薬、そして将来的には再生医療まで、幅広い領域をカバーするようになった。 一連の多様化の中で、エンジニアリング企業は得意分野を持った 「個性派集団」 になりつつある。

  【総 論】
   医薬エンジの個性派集団
    広がるジェネリック市場から高度医薬品まで

   対象領域が拡大した医薬品エンジ
    ジェネリックから再生医療まで、幅広い領域に対応


   (Vol.316 2013年7月25日号より)


重化学工業通信社
ENN編集部