一般化した3次元計測技術

 あまりに高額なレーザースキャナー、精度上の問題、など、かつて、3次元レーザースキャニング計測には、様々な問題があった。 しかし、時間とともに一連の問題は解消された。 かつては、数千万円から億円レベルの高額だったスキャナーは500万円以下の機種も登場し、普及は一気に加速した。 また計測精度の問題は今でも残るが、「使える用途に使う」 という考え方にユーザーが変わってきた。 精度に多少の問題はあっても、迅速で手軽に測量できるところに意味がある。 すでに、3次元計測は一般化していると言っても過言ではない。

【総 論】 一般化した3次元計測技術
 買収で強化されたソフトベンダーの開発力

【アヴィバ】 中間ファイルが不要、点群データとモデルをスムーズに連携
 「AVEVA Laser Modeller」 と 「AVEVA Laser Model Interface」

【日本インターグラフ】 SmartPlant・ICAS・EyeCADの各シリーズでas-builtに対応
 SmartPlantでは、設備管理システムで主に活用

【オートデスク】 今年4月から発売開始、使いやすさを追求
 ほぼすべてのスキャナーデータに対応

【東芝プラントシステム】 サービスプロバイダーとして進化
 「PanoMap」 ではSP3Dとのインタフェース、ターゲットレス計測にも取組む

【ベントレー・システムズ】 2011年、買収により製品化した 「Bentley Pointools V8i」 で点群の価値を高める
 既存製品の 「Bentley Descartes」 プラントや地理情報をモデル化


   (Vol.314 2013年6月25日号より)


重化学工業通信社
ENN編集部