プラントの危機を救う設備診断

 わが国プラントの多くは1970年前後の高度経済成長時期に建設された。 それらプラントの経年年数はすでに40年を超えている。 これら老朽プラントは、「いつ、爆発しても不思議はない」 と言われるほどだ。 こうした状況からか、最近、わが国のプラントでは犠牲者を伴う事故が、何件か起きた。 ただ、老朽化したプラントを守る現場からは 「プラントを手の内に入れてしまえば、事故の発生は十分に防げる」 という声も聞かれる。 プラントの老朽化を嘆く前に、的確な設備診断により、プラントの状況を知る必要がある。 そのための設備診断が、プラントの危機を救うための処方箋になる。

  【総 論】  プラントの危機を救う設備診断
  【山 九】  千葉メンテナンスセンターが顧客からも好評
  【新興プランテック】     本社・事業所が一体となって設備診断から溶接補修に対応
  【高田工業所】       動機械と静機器の余寿命診断に対応
  【千代田化工建設】    最先端技術を導入した連成シミュレーションでプラントの状態を把握
  【日揮プランテック】      P&ID、アイソメ図から管理対象配管を選定
  【旭化成エンジニアリング】   全面検査を可能にする各種装置を開発
  【出光エンジニアリング】     石油精製・石油化学プラントの操業に伴うノウハウ蓄積が強み
  【三菱化学エンジニアリング】  三菱化学グループのプラント操業で培われたノウハウで展開


   (Vol.311 2013年5月10日号より)


重化学工業通信社
ENN編集部