シェールガスは、誰のものか? |
地層深くに眠る、シェールガスが経済的に採取できる工法が開発されてから、その期待は高まる一方だ。
しかし米国内には、シェールガスベースのLNGを輸出したいエネルギー業界とそれを阻止したい化学業界の双方が存在する。
その綱引きは今後も続くだろう。 ただ、米国からシェールガスベースのLNGをメキシコ湾岸から輸出したとしても、その価格はけっして安くはない。
シェールガスへの過度な期待は、この分野における冷静な判断を失わせる。今こそ、冷静さが求められる。
【総 論】
「シェールガスは、誰のものか?」
過度な期待は禁物、狙うは米内需向け案件
【化学プロジェクト】
シェールガスベースのLNG輸出には積極派と慎重派が存在
着々と進むのは化学の下流プロジェクト
【重電プロジェクト】
米国発電プラント、天然ガスシフトが鮮明
石炭火力と原発の閉鎖も相次ぐ
【シェールガス用鋼管】
わが国の技術力が生きるエネルギー開発用鋼管
高強度、安全性のニーズに対応
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