やっぱり東南アジア

 東南アジアは、わが国の 「裏庭」 と言える地域だ。 これまでにも、わが国からは多くのプラントが輸出されてきた。 この市場抜きに、「わが国のプラントエンジニアリングビジネスを語ることはできない」 と言っても過言ではないほど、その存在感は大きい。 しかも、近年、海外プラント市場を席巻する韓国勢も東南アジア地域では強みを発揮しにくい。 このため、わが国のエンジニアリング企業も期待感を持って市場に臨む。 しかし、大型コンビナート計画として具体化しているマレーシアの石油・化学コンプレックス建設計画の商談では、日韓をはじめとする有力企業がひしめく。 この市場を俯瞰することで、市場との関わり方について考えてみた。

  【化学プロジェクト】
   日韓各社がひしめくマレーシアRAPID計画
   日本勢はLNGと肥料プロジェクトで存在感

  【電力プロジェクト】
   全体的に遅延の傾向も、一部は成約に向けて前進
   大型入札ではタイの新規IPPの動向に注目

  【環境プロジェクト】
   焼却炉市場はいつ、花開くのか?
   マレーシア、インドネシア、タイで需要、芽生える

   (Vol.307 2013年3月10日号より)


重化学工業通信社
ENN編集部