三重苦に直面するメンテナンス工事

 高度経済成長期に建設された、わが国のプラントの老朽化は深刻な状況にある。 事故件数の増加傾向に歯止めはかからず、最近では新聞、テレビで取り上げられる事故も増えた。 これに伴いメンテナンス工事を手掛ける企業各社も新たな問題に直面している。 プラントの老朽化、ベテラン技術者のリタイヤ、社会保険の加入義務づけによるコストアップ、といった課題が重くのしかかる。 まさしく三重苦に直面している。

【総 論】
 三重苦に直面するメンテナンス工事
 重要なのはメンテナンスが組み込まれた社会の創生

【日本メンテナンス工業会会長 中村 公一氏に聞く】
 メンテナンスをシステムに組み込んだ社会を目指す
 高経年設備には的確な設備診断で対応

【山九 執行役員 プラント・エンジニアリング事業本部副事業本部長 大庭 政博氏】
 自社メンテナンスセンターで総合的サービスを提供
 海外では、サウジから大型日常保全を受注

【高田工業所 代表取締役兼専務執行役員 中村 祥一氏】
 診断・計画立案から施工まで一貫対応が売物
 「本工主義」 の強み生かした事業を構築

【千代田工商 監物 義二社長】
 質の高いメンテナンス、一体となって計画立案・実施
 4つの改革で強力な事業基盤作り

【日揮プラントソリューション 取締役社長 和田 章氏】
 顧客との深いリレーションで最適メンテを提案
 盛岡に配管学校と配管設計拠点、タイにも現法を設立

【巴鉄工 取締役社長 森上 正宏氏】
 仕事量減少でも重要なメンテナンス工事
 若手職人の育成はエンドユーザーとともに

   (Vol.304 2013年1月25日号より)


重化学工業通信社
ENN編集部