新生JBIC

 去る4月1日、国際協力銀行 (JBIC) が株式会社化された。 これに先立つ法改正に伴い、7つの事業が認められた。 従来、発展途上国の支援に軸足のあったJBICで、先進国向け支援も可能になった。 また、かつては輸出金融が大半を占めた融資も、最近では投資金融が最大構成比となっている。 日本の輸出振興を目的に設立された、かつての輸出入銀行も、わが国企業の海外事業を包括的に支援する組織に変わってきた。 新生JBICはまさしく、時代を反映した組織になった。

 【インタビュー】
  国際協力銀行 企画・管理部門 経営企画部業務企画室長 待井 寿郎氏に聞く
   「必要に応じて、政府系金融機関として、相手国政府との交渉にも参加します」

  新生JBIC、インフラ海外展開の支援に注力
   業務メニューを拡大、政令指定分野における先進国向け輸出・投資金融も解禁

   (Vol.291 2012年6月10日号より)


重化学工業通信社
ENN編集部