「生産と安全性」 の両立 〜安全計装システム最新事情〜

 安全と生産性は一般にトレードオフ (二律背反) の関係にあるものと思われている。 しかし、安全性を高めるのに伴い生産性が損なわれるのであれば、安全のための投資はなかなか実現されない。 こんな課題を最近の安全計装システムは徐々に解決し始めている。 安全計装システムは、国際安全規格である 「IEC61508」 「IEC61511」 の規格に適合しながら普及してきたが、プラントの稼働停止時間を短縮するなど、生産性の確保に配慮するように変わってきた。 安全計装システムの最新事情をレポートする。

 【総 論】 「安全と生産性の両立」に向かう安全計装システム
 【ABB日本ベーレー】 DCSとの統合・分離型の双方に対応
 【エマソン】 分離型と統合型の長所を併せ持つ「DeltaV SIS」
 【富士電機】 機械安全と機能安全で安全サービスをワンストップで提供
 【HIMA】 2008年の市場投入以来、全世界に100セット以上を納入
 【ハネウェル】 「安全と生産性の両立」を実現
 【ロックウェル・オートメーション】 2種類の安全計装システムで用途に応じた対応
 【横河電機】 安全と高稼働率を実現する「ProSafe-RS」

   (Vol.286 2012年3月25日号より)


重化学工業通信社
ENN編集部