メンテ工事会社の差別化技術

 わが国のプラントの多くは高経年化している。 最近では 「どこのプラントで爆発が起こっても、不思議ではない」 という見方を耳にすることも増えた。 しかも世間の景気は長引く低迷の中にある。 この状況でもプラントを安定して稼働させるには、低コストでも十分な成果を上げられる技術が求められる。 そこでメンテナンス工事会社の技術力は重要な役割を果たす。 こうした中、昨今の一連の状況に呼応するように、各社は技術開発に取り組み、最近では低コスト・短工期で大規模補修が可能になる技術も開発されている。 メンテ工事会社の差別化技術を追った。

【総 論】 老朽化・技術伝承に的確に対応するメンテ工事会社
【山 九】 3PM事業者としてトータルメンテナンスを提供
【新興プランテック】 CAR−BER社からの導入技術で溶接線の耐圧・気密試験を容易に
【高田工業所】 回転機械の診断・予知保全に、総合的な取り組み
【千代田グループ】 高経年設備の塔槽部分再生に 「C-Phoenix」 工法
【日揮グループ】 グループのメンテナンス機能を集約したJPMSによりインテリジェント・メンテナンスを提供
【巴鐵工】 ポジショナ−溶接で高品質の配管加工を実現


   (Vol.282 2012年1月25日号より)


重化学工業通信社
ENN編集部