ポスト団塊世代の設備管理

 わが国の設備保全はこれまで、プラント建設を経験したベテランエンジニアのスキルにより支えられてきた。 このベテランたちの世代は 「団塊の世代」 と呼ばれる戦後のベビーブーマーたちなのだが、世代的には大型プラントの建設プロジェクトを経験している。 これまで、この世代に属する人材のKKD (勘・経験・度胸) で実施されてきた保全だが、この世代はリタイヤの時期を迎えている。 これからプラントを守るのは、入社以来、モニターばかりを眺めてきた世代だ。 「ポスト団塊世代」 の設備管理はやはりITに頼らざるをえない。 この時期に 「ポスト団塊世代」 の設備管理について考えてみる。

【総 論】 ポスト団塊世代の設備管理 IT導入は不可避、高まる設備管理システム導入機運
【日本IBM】 世界最大シェアの「MAXIMO」で幅広い産業の資産管理に対応
【SAPジャパン】 原子力発電所でも採用される信頼性の高い「EAMモジュール」を提供
【日本インフォア・グローバル・ソリューションズ】 最新バージョン「inforEAM8.5」でスケジューリング・リソース配分機能を強化
【IFS】 ユーティリティ向け設備管理では世界でも屈指の実績
【日揮情報システム】 顧客の「SaaS」環境構築支援で安定的なサービス料収入
【旭化成エンジニアリング】 製造現場で生まれたノウハウをシステム化
【日鉄エレックス】 新日鉄堺製鉄所のメンテナンス業務をシステム化した「UNIVEAM」
【横河電機グループ】 8月からクラウド環境でCMMS「eServe」を提供


(Vol.272 2011年7月25日号より)


重化学工業通信社
ENN編集部