設計コラボレーション時代の3D CAD

 プロジェクトの大型化に伴い、多くの関係者が設計に関わるようになった。 関わるエンジニアの数が増えれば、当然のことながら、様々なフォーマットによるCADが一つのプロジェクトで使われるようになる。 ここで必要になるのが関係者によるコラボレーションだ。 こうした時代に対応するため、各CADベンダーはフォーマットの互換性、データマネジメントソフトの汎用化を実現してきた。 設計コラボレーション時代に入って、CADベンダーの対応も変わってきた。 その状況は今回のアンケート結果にも反映されている。

 【アンケート】
 定着し始めたインターグラフ 「SmartPlantシリーズ」
  「EYECAD」への支持に根強さ、2次元では 「AutoCAD」 に安定感

 【Tekla Structures】
 設計・施工のコラボレーションを実現した 「Tekla Structures 17」
  フリーソフトの「BIMsight」もリリース、主要フォーマットに対応

 【EYECAD】
 使いやすさと生産性で高シェアを獲得した 「EYECAD」
  市場投入から22年、業界にも浸透

 【Brain Gear PLANT Master】
 価格を抑えながら高機能を実現した 「Brain Gear PLANT Master」
  AutoCADベースで幅広いユーザーに対応

 【AutoCAD PLANT 3D】
 スペックドリブンで使いやすさを追求した 「AutoCAD PLANT 3D」
  「AutoCAD」 ベースであることの優位性をフルに発揮

 オートデスク、「AutoCAD2012」「AutoCADLT2012」 の新バージョンを発売
  設計コラボレーション機能を拡充、生産性を向上


(Vol.262 2011年2月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部