なにわの 「差別化技術」

 「大阪」 と一言で言っても、狭いエリアの中で、様々な特徴を持つ製造業がひしめく。 東大阪の中小メーカーの技術により、宇宙ロケット 「まいど1号」 が打ち上げられたのは記憶に新しいが、東大阪には一つの技術を極める企業が集中する。 企業規模は小さいものの、世界的なオンリーワン企業と言っても過言ではないだろう。 また大阪中部の大手企業は製造とエンジニアリングの融合により可能性を拡大する企業が目立つ。 いずれも、技術へのこだわりにより、独自の存在感を築いている。

【総 論】 なにわの 「差別化技術」 が世界一企業を作り出す 技術オリエンテッド集団がオンリーワンの存在に
【インタビュー】 日立造船 機械・インフラ本部長 松分 久雄 常務取締役に聞く
【アタカ大機】 旧アタカの水処理技術と旧大機の電解技術の融合により実現した「スーパーフレーク」
【泉電熱】 生産革新活動で高品質を実現する電気ヒーターのスペシャリスト
【木村化工機】 2014年に創業90周年、「夢未来企業」 を標榜
【巴バルブ】 バタフライバルブの 「無限の可能性」 を追求
【日阪製作所】 プレート式熱交換器の開発・組立まで一貫して対応
【福井製作所】 経営理念は 「安全弁を極め、安全弁に生きる」
【村上技研産業】 炎・水素ガス検知から距離まで、幅広く対応するセンサーのスペシャリスト


(Vol.245 2010年5月10日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部