FIRST HALF RESULT 2010  (中間決算特集)

 今上期、業績は持ちこたえたものの受注は悪化 欧米エンジ企業も同様の傾向
 2010年3月期中間決算の一つの傾向は 「業績への影響は軽微だが、受注は振るわなかった」 というもの。 専業大手エンジニアリング3社でも、日揮のみが売上・受注高ともに堅調で、受注高も年間目標の5,000億円を上期のみで達成した。 下期にも2,000億円ほどの受注を予定しており、通期では7,000億円に達する。 反面、千代田化工建設、東洋エンジニアリング (TEC) はいずれも受注が厳しい状況だった。 特にTECは業績では粗利益率で15%ほどの高効率を記録したものの、受注高は目標の2,300億円に遠く及ばない800億円規模。 また千代田化工建設については、カタール向けLNGプラント建設プロジェクトの追加工事の発生で、決算の大幅下方修正を余儀なくされた。 受注高も700億円規模と厳しかった。

【掲載企業】
千代田化工建設 / 東洋エンジニアリング / 東洋ビジネスエンジニアリング / 日 揮 / 三井海洋開発 / I H I
川崎重工業 / 住友重機械工業 / 日立造船 / 三井造船 / 三菱重工業 / 東芝 / 日立製作所
富士電機ホールディングス / 三菱電機 / 神戸製鋼所 / 新日鉄エンジニアリング / JFEエンジニアリング
東芝プラントシステム / 日立プラントテクノロジー / 富士古河E&C / 山武 / 横河電機 / 山 九
新興プランテック / 高田工業所 / 三菱化工機
Chicago Bridge & Iron Corporation / Fluor Corporation / Foster Wheeler Corporation / KBR Inc.
Jacobs Engineering Group Inc. / Aker Solutions AS / AMEC PLC / Linde AG Saipem S.p.A / Technip
ABB / ALSTOM / Areva / General Electric Company / Siemens AG


(Vol.236 2009年12月10日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部