底堅い09年下期プラント市場

 昨年9月に発生したリーマン・ショックからほぼ1年間が経過した。 昨秋には、計画中のプロジェクトの入札が相次いで見送られ、「この景気低迷がいつまで続くか」 と多くの業界関係者が懸念した。 が、今年春頃から延期されていたプロジェクトの入札が始まり、市場環境は徐々に回復の兆しを見せている。 景気回復の中でプロジェクトも徐々に具体化されている。 まだ 「本格的回復」 とは言えないかもしれないが、下期のプラント建設プロジェクト市場は 「底堅さ」 を見せる。

【化 学】 オイル&ガスプロジェクトが活発 3件のLNGプロジェクトが発注へ
【重 電】 市場は回復傾向、新興国に注目 IPPへの新規融資も復活へ
【製 鉄】 下期は年明けに市場回復へ ベトナム、インドで案件具体化
【環 境】 下期も案件の入札・発注相次ぐ 9月以降、6件のDBO案件が入札・発注へ


(Vol.230 2009年9月10日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部