バルブメーカー 「次の一手」

 2003年頃から始まった 「ブーミング」 とも言われるプラント好況期、プロジェクトが大型化し、プラントそのものも高温高圧化した。 この時期にバルブは大口径と耐圧性能が求められた。 「ブーミング」 が過ぎた今、バルブメーカーはどのような展開を始めるのか。 安全面を重視しているのはキッツ、既存製品の完成度をよる向上する巴バルブ、デジタル対応を強化する日本ドレッサー、そして摺動しないボールバルブの開発に取り組んでいるのが日阪製作所だ。 各社ともそれぞれの持ち味に磨きをかける。

【総 論】 生産額減少も多様化するニーズへの対応求められるバルブ
【キッツ】 ニーズ変化に的確に対応するキッツ技術本部
【巴バルブ】 技術の差別化で未来を作り出す巴バルブ
【日本ドレッサー】 コントロールバルブでデジタル対応強化する日本ドレッサー
【日阪製作所】 無摺動ボールバルブ「Duax」で新境地を開拓する日阪製作所


(Vol.228 2009年7月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部