経済性重視の安全計装システム

 元来、安全と経済性はトレードオフ (二律相判) の関係にあり、両立が難しいとされてきた。 が、よくよく考えてみれば、安全を重視すればプラントの稼動が安定し連続運転時間が延長され、結果的に生産性が向上するのは当然である。 最近の安全計装システムは、オンラインメンテナンスへの対応を強化するなどして、プラントの連続運転時間を延長している。 安全計装システムにおいても安全と経済性が両立される時代に移り変わっている。

【総 論】 わが国でも導入本格化する安全計装システム
【日 揮】 ニーズ高まる安全リスク解析サービス
【ABB】 30年間の経験武器に柔軟に対応するABB
【日本エマソン】 技術的優位性で国内市場をこじ開けたエマソン
【ヒーマ】 「HIMax」 が安全性と生産性の両立を実現
【日立ハイテクトレーディング】 新設から既設の更新など、幅広いニーズに柔軟に対応する日立ハイテック
【山 武】 世界で最も普及している安全計装PLCを扱う山武
【横河電機】 発売4年間で400システム納入した横河電機 「ProSafe-RS」



(Vol.225 2009年6月10日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部