メンテナンスコントラクターの新領域

 この数年、石油・石油化学メーカーのメンテナンス部門がエンジニアリング子会社から本社に移管される動きが相次いだ。 この動きはプラントのオペレーション・メンテナンス一体化の動きと言えるが、これにより 「メンテナンスエンジニアリング」 と工事の間に明確な仕切りができた。 そこで工事会社は工事の元請としての新しい領域に対応する必要がある。 この新領域は新たなビジネスチャンスとして期待できるが、それだけ工事元請の負担も重くなる。 新領域に立ち向かうメンテナンスコントラクターの今を追った。

 【総 論】 問題噴出するメンテナンス現場 重い 「バブル崩壊と 『失われた10年』 のツケ」
 【山 九】 プラントエンジニアリング事業本部本部長 北原正樹氏に聞く 「工事サイドの元請としての位置取りを明確化」
 【新興プランテック】 社長 藤井清喜氏に聞く 「エンジニアリングとメンテナンスを通した社会貢献に全力」
 【高田工業所】 代表取締役兼専務執行役員 中村祥一氏に聞く 「創業以来の 「本工主義」 で人材育成に力」
 【千代田工商】 社長 箕輪伸喜氏に聞く 「重要になってきた顧客と工事業者のインタフェースとしての役割」
 【巴鐵工】 社長 森上正宏氏に聞く 「安心・安全重視の時代に工事品質の向上で対応」
 【日揮グループ】 JPS・日揮工事を両輪に上流から下流まで対応


(Vol.216 2009年1月25日号より)

重化学工業通信社
ENN編集部